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13話 ページ13

目暮さんの後ろにいた若い男性…、どうやら彼も警視庁の刑事のようだ。

「ああ、昔、同じ一課にいた人の娘さんだよ。Aちゃん、こっちは私の班の…」

「白鳥任三郎です」

『桜田Aです』

その時、ブラックスターの事件で会った、中森警部も駆け込んできた。

「キッドの共犯者を逮捕したって?!」

『いえ、違います。捕まったのは毛利さんと私の父です。誤認逮捕ですよ』

「毛利って、鈴木財閥の事件のときの?何でそんなことに」

「まぁとにかく、取調室の方に行ってみよう」

※※※

目暮警部たちに案内され、取調室の横にある監視室へ移った。

マジックミラーをのぞきこむと、毛利さんと父さんは同じ部屋で取り調べを受けていた。

スピーカーから取り調べをしている警部…横溝重悟というらしい、その人の声と毛利さんの声が流れてくる。

【探偵には依頼者の秘密を守る義務ってモンがあるんだ】

【その依頼者がキッドだったら、共犯者だっつってんだろーが】

私の横でマジックミラーをのぞいていた目暮警部が、中森警部を振り返った。

「しかし、神奈川県刑がなぜあのビルを張り込んでいたんだね?」

「予告状が届いたんだよ、キッドからな。あのビルは深山商事の本社でな。その最上階に社長の深山氏が趣味で収集した宝石類が展示してあるんだが、前回と違って今回は何も盗られなかったようだ」

「前にも入られてるのか」

「今年の4月4日にでっけぇダイヤを盗まれて、館内の防犯設備をグレードアップしたらしいから、今回の成果に深山氏はホクホクだろうよ」

4月4日…。

ホテルで会った男性が空を飛ぶキッドを見た日ね。

「しかし、横溝くんは捜査一課のはず。キッドの担当は二課だろ」

「最近キッドの命を狙う妙な輩がいてな。その巻き添えでケガ人も出ているから、一課も協力しているそうだ」

「ほぉ、キッドが命を…」

そんな話を眉間に力を入れながら聞いていると、突然、父さんから渡されたホットラインが鳴り出した。

『少し電話に出てきますね』

監視室を出て、人の気配の無い廊下で電話を取る。

【桜田先生…、いや、A君かな?】

『やっぱり、私も目的の人物の一人だったのね』

【ああ、そうだよ。しかし、解決できなくて、警察に駆け込んだか】

『いいえ。廃墟になっていたホテルで、毛利探偵と桜田先生が張り込み中の刑事に誤認逮捕』

私が言い終わらないうちに、依頼人の笑い声が聞こえてきた。

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華菜原 舞衣 - こちらこそです。 (2020年5月27日 12時) (レス) id: 7aa09cf11b (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - 華菜原 舞衣さん» こちらでもコメントありがとうございます!コナンが出てこないのは、その立ち位置に夢主ちゃんがいるからです。なので哀ちゃんや少年探偵団、蘭も出ません。KZのみんなと黒木くんがいるので。「らーんっ!」が「貴和ーっ!」になってます。これからもお願いします! (2020年5月27日 12時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
華菜原 舞衣 - うぇ〜いこちらも初コメだ〜いっ警察官でした、も、引き続きがんばれぇい!←毎回キャラ崩壊してる人 PSこれってなんでコナンでてこないの? (2020年5月27日 12時) (レス) id: 7aa09cf11b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きょっちー | 作成日時:2020年5月20日 22時

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