41話 ページ43
今度は鶴丸が審神者部屋に、呼ばれる。
今回も、燭台切同伴だ。
「鶴丸、私が何を言いたいか分かりますね」
「‥ あぁ。」
「ならば話は早いです。 性格の違いで合う合わないはあるにせよ、あからさまなのは問題です。」
「あぁ、 それは‥分かってはいる」
難しい顔をしている鶴丸に審神者は肩を落とす。
「万屋の事はAも深く反省してました。許して差し上げてはどうですか？」
「いや、 それに関してはもう気にしてはいないんだが‥ どうも、上手くいかなくてな」
「？ その事で怒っているのでは無いんですか？」
「あぁ、そこまで根に持つ事でもないだろう」
「なら！ なんで怒っているんですか ？」
「お、怒ってはいないぞ。 ただ、上手く話せないだけだ」
予想外の鶴丸の発言に審神者は呆然とした。
「鶴さん‥ 」と、燭台切も呆れた声を出す。
「初日に言い過ぎたし、出陣でも厳しい言葉をかけまくったからな、 今さら引くに引けないというか」
「初日って、貴方 Aに何を言ったの？」
「あ、いや、それは。」
「主、それは僕から説明するよ。それに関して責任があるのは鶴さんだけじゃないから」
燭台切は審神者に初日の大広間の一件を伝えた。
「て、訳で僕達との間には溝があったといえばあったんだけど‥ 今の状態は流石に酷だと思えて」
「なるほど、そうか、そういうこと、
いや、それに関しては説明してなかった私も悪い」
「どういうことだ？」
「呪いの話は横に置いておいて、
要するにティル は女だから弱い、と言われたことで怒ったのよ。日本では貴方達の言う通り滅多なことでは戦に出たりはしないけど、
彼女が見てきた場所は違うの。女でも政治を行うし、戦いにだって出るから貴方達が言ったことを自分自身を馬鹿にされていると感じたんだと思うわ」
「だから彼女、怒ったんだね」
そう、と審神者は頷く。
「それにねー、 逸話なんてどの刀剣にもあるんだから、気にしなくていいのよ」
「……」
鶴丸はまだ難しい顔をしていた。
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杏子メロンパン(プロフ) - ありがとうございます。そう言って貰えてとても嬉しいです。 (2019年6月22日 19時) (
レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の0 - やべぇ・・・・・・やべぇ←私の好みにドンピシャだぜぇ・・・・・！(*´∇｀*)更新ファイト！(*≧∀≦*) (2019年6月22日 18時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
アズマ - この物語の少しシリアスな感じが好きです！これから影ながら応援させていただきます！ (2019年6月22日 15時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - そらまるさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 面白いです(^^)更新楽しみにしています(^^) (2019年6月22日 1時) (レス) id: 01606349cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子メロンパン | 作成日時：2019年6月20日 18時
