今日:13 hit、昨日:14 hit、合計:64,867 hit
小|中|大
第3章 ページ44
その言葉に青峰の力が一瞬抜けた。
目先の自分の幼馴染のことばかりで
神憑のことなんて何にも考えていなかった。
それは、青峰以外も同じだ。
神憑は青峰の手を振り払い
襟を直しながら 今度は神憑が青峰を睨みつけた。
「何も出来ないくせに勝手な事言わないでくれる。貴方達と桃井さんの関係なんか知らない。でも私にとっては他人よ。なんで赤の他人の為に私が命をかけるのよ。依頼がなければ受けない、正義のヒーローなんかじゃないの」
立ち尽くす目の前の黒子の横を通って
歩きだした。
「ま、待つのだよ! 依頼するから桃井を助けてほしい」
緑間が引き止めた。
神憑は苦笑いしながら振り返る
「緑間君、 約束の内容覚えてる?」
「当然なのだよ。 1つ目は‥」
その言葉にかぶせるように神憑は言った。
「死んでも恨まない。 これは被害者本人としか出来ない約束なの。 貴方が私に依頼することは出来ないわ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
40人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年3月14日 11時