第2章 ページ21
緑間は、バスケ部メンバーに昨日のことを話した。
もう、不運だなんて言えるレベルではない。
心配して部活前桃井のケータイで黄瀬に電話をかけた。
「もしもし、きーちゃん?」
「‥ 桃っちスか?」
弱々しい声で黄瀬は反応した。
「みどりんから聞いたよ。大丈夫?」
「 体は健康なんスけど‥ ちょっと外に出るのが怖くて‥ 」
パリーーーーン
電話越しでも聞こえた何かが割れる音に
6人はビクリと体を揺らす。
緑間は驚く桃井に電話を変わるように頼んで
電話を取る
「何があった黄瀬!」
「み、緑間っち? こ、怖いっす。 今いきなり部屋の窓が割れて‥ ガラスの破片が‥」
もう、疑いようがなかった。黄瀬は何かに呪われている。経験者である緑間は確信した。
「黄瀬、落ち着いて聞け。 今日のお前のラッキーアイテムは五円玉だ。 それを持って今から学校に来い」
緑間の言葉に桃井や黒子、赤司が反応する。
「みどりん⁉」
「いきなりどうしたんですか」
「説明しろ」
構わず緑間は続けた。
「いいか黄瀬、死にたくなかったら来るんだ。もう、それしか思いつく解決方法がない」
念を押すように緑間は言った。
「わ、分かったっス」
そう言って電話を切った。
ケータイを桃井に返し緑間は赤司の方を向く
「悪いが 黄瀬と俺は今日の部活を休ませて欲しい」
突然の申告に
「おい、どういうことだよ!ちゃんと説明しろ」
と、青峰が引き止める。その場の誰もが思ったことだ。
「依頼するんだ。 神霊探偵に」
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年3月14日 11時