体調不良 (ページ9)

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髙地side ページ9

今日は仕事が重なっちゃって、どうしても外せないんですってスタッフに言われてから、雑誌撮影に顔を出すことができなくなった。
それを北斗に伝えて、俺は違う現場に向かったんだけど、休憩中、北斗から来た連絡に驚いた。

“今日の撮影は機材トラブルで後日に延期。京本が体調悪くて来れないからみんなで京本の家に行こう”

撮影できなかったのか。
なんだ、それなら遅れるとか心配しなくていいね。
あと…大我が体調悪くて来れない？？？
え、まじか…じゃあ、みんながいる楽屋に行って合流しようかな。

俺はいつもより集中して早めに仕事が終わったから急いでマネージャーに伝え、いつもの楽屋に向かった。
みんなにはビックリされたけど笑

それはともかく。
大我の家に向かうことになって、樹の車に乗ったんだけど、北斗とジェシーは朝早かったのか、爆睡中。笑
慎太郎と俺が緊急に対応できるように起きてたんだけど、その予感って何で当たるんだろうね。笑

もうすぐ着くって時に、グループLINEに電話が来た。
樹は運転してるからって、俺が出ることに。
大我からで、「辛いから早く来て」とのこと。

慎太郎に伝えると涙を流して心配していた。
優しいんだよな、慎太郎は。
以前、少クラで北斗が足を怪我している中のパフォーマンス中も、終わる時かな、慎太郎泣いちゃったんだよね。
それぐらい慎太郎は優しくて純粋なんだ。
俺は慎太郎にできるだけ寄り添って、大我の家に着いたら真っ先に俺と慎太郎が向かおうと決めた。

樹「着いたよー、って寝てるし笑笑慎太郎と髙地は先お願いしてもいい？？」

「おっけ！！」

慎太郎「きょも…」

「慎太郎、大我がその顔見たらビックリするから笑」

慎太郎「そうだよね、」

こいつ、切り替え早いな笑笑
樹は、寝てる二人を起こして後を追うって。
本当に爆睡してるじゃん。笑笑
俺は心配そうな顔をする慎太郎と一緒に大我の家のインターホンを静かに押した。
これで大我が起きちゃったら申し訳ないな…

―ガチャ。

その予想は当たった。
あれ、政樹さんいないの？？

大我「……っ、あ、髙地…しんたろ、はぁっ、いいよ、」

迎えてくれたのはいいんだけど、大我はふらふらで、壁伝いで寝室に戻ろうとしていた。
それを真っ先に支えたのは慎太郎だった。
本当に心配してたもんな。。

慎太郎「きょも！！」

大我「……っとと、ありがとう…」

「後からみんな来るからね」

大我「……ん、」

早くよくなるといいな、大我…