慎太郎side ページ8
きょもが仕事を休むなんてことは、舞台の稽古とか他の仕事以外では滅多になかった。
今日の雑誌撮影は、結局機材トラブルで後日に延期されたから仕事の遅れが出るとかはなくて安心した。
でも、きょもが体調不良で仕事休むことが珍しすぎる。
一番歴が長くて、人一倍努力家で、負けず嫌いで、そしてプロ意識が一番高いきょも。
だからこそ、自分の事情で休むことはしたくないって言ってたこともあるんだ。
今日仕事はなくなったけど、きょもにとって俺らと過ごす時間も仕事。
だから、仕事を休んだってことになるみたい。きょもにとってはね。
ハイレベルすぎるよ…
んでまあ、きょもと樹が喧嘩したことも聞かされて。
ジェシーの判断できょもの家に行くことになったと思ったら、政樹さんから許可降りなくて断念しようとしていた時に、政樹さんから許可が出て、結局きょもの家に向かうことに。
きょもの体調が急変したとしか思えないこの変化。
樹が運転する車で向かってるんだけど、きょものことが気がかりで誰一人として口を開かない。
だから車内はピリピリしていた。
でも、その空気を破ってくれたのは電話だった。
樹「まって、誰か電話出れない？俺運転中だから、グループ見れる人お願い！」
急にグループLINEへの電話が来た。
樹以外のメンバーが出ればいいんだけど、複数が出たら混乱する。
でもこの時寝てるメンバーもいて、実質、俺と�眞呂靴�起きてなかった。笑
�眞蓮屬いい茵�俺出る！」
「さんきゅー。」
�眞蓮悗發靴發掘�』
大我『……もしもし、助けて、早く、来て…しんどい、』
�眞蓮悗─�大我！？わ、わかった！！』
大我『……っ、』
そのまま電話が切れたらしく、�眞呂良従陲�らかなりの焦燥感を感じた。
え、ねぇ。きょも大丈夫じゃないんじゃないの？？？
やだよ、怖いよ…
俺がきょものこと考えて泣きそうになっていると、�眞呂�察して寄り添ってくれた。
ごめんね…
�眞蓮嵜蟻析此�大丈夫だからね。」
「……きょも…」
樹「慎太郎はそれだけきょものことが心配なんだよね。大丈夫、もうすぐ着くから。」
樹も�眞呂良従陲�ら緊急を察したのか少し車のスピードを上げてくれた。
「�眞蓮◆�
�眞蓮屬鵝�」
「きょも、大丈夫じゃないよね…？？」
俺はこらえきれずに涙がこぼれた。
心配しすぎかもしれないけど、俺の感情なんだ。
�眞蓮屬修Δ諭珍瓩�来てって言ってたからなぁ。」
そんなこと……
早くきょものとこ着いてほしい…早く…
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作者名：炊き込みご飯 | 作成日時：2020年5月24日 1時
