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三十九話 ページ41
藍香SIDE
藍香「ん･･･おはよう･･･ございま、す？」
これどういう状況？
よし、整理しよう。
まず、私が凜月先輩の抱き枕にされてるね。
もうこれについて言うのは辞めておく。
あ！そろそろ3-Aに届けとかないと。
凜月先輩寝たいんだろうし起こさずに行きたいんだけど。
藍香「･･んっ････んんっ･･････」
出れない･･･この先輩どれだけ馬鹿力なんだよ。
藍香「凜月先輩、起きてください」
身動き出来ないなら起きてもらうしかない。
凜月「････････････まだ寝る〜････････････」
はぁ？寝るとか言うな〜！
藍香「起きてくださ〜い」
凜月「やだ」
起きてるじゃん。
藍香「何でですか！？早く離して！」
凜月「う〜ん･･･凜月お兄ちゃん起きてって言ったら起きてあげても良いよ♪」
藍香「は･･･？」
どういうことかな？
凜月「言わないの？離さないよ〜？」
藍香「うっ･･･一回だけですからね」
凜月「うん、それでいいよ〜」
ピッ
ん？何か電子音。
藍香「凜月お兄ちゃん起きて？」
凜月「ん゛おっけ〜」
お、割とあっさり離してくれたかも。
藍香「では失礼しました、凜月先輩」
よし、早く届けに行こう！
凜月「あ〜あ藍香、俺達から逃げて害虫一杯付いちゃってる。害虫の臭い一杯だよ〜。昔みたいに俺が綺麗にしてあげないとね♪」
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
