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･･････此処に来てから後悔しかしてない気がする。
否、物心ついたときから、後悔ばかりなのだろう。
産まれてきたことすら、間違いだったとさえ思う。
･･････うん、鬱々とした考えは一回捨てよう。
しかし、一回頭に浮かぶといつまでもこびりついて離れなくなる。
考えたら駄目、そんなことは分かっている。
はぁ･･････････････････。
？「久し振りだな〜」
･･･！
？？誰？･････････とかなるわけもない。
この気配だけでも分かる。
私を、私を･･････監 禁するなんて、狂ったことをやったお方である。
嗚呼、何処まで私に執着するおつもりだろうか。
何年前だと思っているのだろう。
藍香「私は、もう一生、会わないと思ってたな〜……」
声が、震えている。
身体に植え付けられたら恐怖はなかなか拭えなくて。
ずっと考えていたことが、現実逃避だと思い知らされる。
？「ほら、外はつらかったでしょ？家に帰ろ？俺、ずーっと探してたんだよ〜」
ずーっと探してたんだよ〜、最後のこの言葉に戦慄する。
やっぱり、産まれてこなければ、良かったかな…。
･･････早く、逃げないと。
近づいて来てるじゃないか。
こんな風に考えるくらいには、冷静なのに、身体が動かない。
藍香「･･････や･･･････････････め･･･････････････」
駄目ではないか。
怪しい人がいたら、大声を出す。
小学生でも知っていることなのに。
千秋「何をしているんだ！」
そう、このくらいの大声を出す･･･････････････え？助け、が、来た？
そっか…そうだよね。
此処、学校だもん。
？「何って、救済。助けようとしてるんだよ〜」
千秋「助け？助けにはなっていないだろう！現にあんなに怯えているんだぞ！」
？「おびえてる訳ないじゃん。照れ隠しだよ〜」
･････････頭が、回らない。
十四話 ページ16
藍香SIDE
･･････此処に来てから後悔しかしてない気がする。
否、物心ついたときから、後悔ばかりなのだろう。
産まれてきたことすら、間違いだったとさえ思う。
･･････うん、鬱々とした考えは一回捨てよう。
しかし、一回頭に浮かぶといつまでもこびりついて離れなくなる。
考えたら駄目、そんなことは分かっている。
はぁ･･････････････････。
？「久し振りだな〜」
･･･！
？？誰？･････････とかなるわけもない。
この気配だけでも分かる。
私を、私を･･････監 禁するなんて、狂ったことをやったお方である。
嗚呼、何処まで私に執着するおつもりだろうか。
何年前だと思っているのだろう。
藍香「私は、もう一生、会わないと思ってたな〜……」
声が、震えている。
身体に植え付けられたら恐怖はなかなか拭えなくて。
ずっと考えていたことが、現実逃避だと思い知らされる。
？「ほら、外はつらかったでしょ？家に帰ろ？俺、ずーっと探してたんだよ〜」
ずーっと探してたんだよ〜、最後のこの言葉に戦慄する。
やっぱり、産まれてこなければ、良かったかな…。
･･････早く、逃げないと。
近づいて来てるじゃないか。
こんな風に考えるくらいには、冷静なのに、身体が動かない。
藍香「･･････や･･･････････････め･･･････････････」
駄目ではないか。
怪しい人がいたら、大声を出す。
小学生でも知っていることなのに。
千秋「何をしているんだ！」
そう、このくらいの大声を出す･･･････････････え？助け、が、来た？
そっか…そうだよね。
此処、学校だもん。
？「何って、救済。助けようとしてるんだよ〜」
千秋「助け？助けにはなっていないだろう！現にあんなに怯えているんだぞ！」
？「おびえてる訳ないじゃん。照れ隠しだよ〜」
･････････頭が、回らない。
ふらふらする…。
これは、倒れるかな…。
･････････あれ？いつまでたっても、想定した痛みがこない。
とっさに受け身を取ったけど、意味なかったな。
奏汰「だいじょうぶ、ですか〜？」
･････････！
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
