お願いどうか、嫌って下さい (ページ5)

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三話ページ5

友也SIDE

今日は転校生が来るらしい。

結構噂になっていた。

創「転校生、楽しみですね！友也君！」

友也「そうだな、創！」

自分でも意外なほど、声が弾んでいた。

願うならば、是非演劇部に入ってほしい。

俺が女装せずに済む。

先生「はい、皆席に着け、知ってるとは思うが今日は転校生が来るぞ～じゃ、入ってこい」

ガラッ

転校生が入って来た。

うわぁ、無表情。

顔は笑っているのに表情が読み取れない。

容姿はとっても綺麗なのに。

夢ノ咲学院は個性的すぎるけど、こんな人はいなかったな…。

変態仮面を見てきたせいか、表情が変わらないというのがとても珍しく見えてしまう。

けど、日々樹先輩に似たものを感じる。
俺だけだろうか。

まぁ身長は結構差があるけど。

この人低いな…。

先生「んじゃ、自己紹介よろしく～」

藍香「はい。天音藍香と申します。(このくらい無愛想にしとけば良いかな)」

自己紹介中も眉一つ、表情筋一つ動かさず、変化しない。

先生「ん、席はそこの葵･･･ヘッドホンつけてる奴の隣な」

藍香「はい」

本当に表情動かないな…

藍香「宜しくお願いします。葵ひなたさん」

ひなた「うんうん、よろしくね！(葵ってだけで俺の名前分かるのかな？普通、じゃないよね？)」