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三十一話 ページ33
燐音SIDE
藍香「さあ燐音さん！来ましたよ！戦おうではありませんか！」
口調ブレッブレだなァ。
それだけ楽しみ何だろうけどよ。
ニキ「戦う？何で？」
ニキからすりゃ当然の疑問だ。
ちょっとした優越感を覚えつつ、考える。
俺達がリアルに戦ったら･･････
多分この家吹き飛ぶ。
誇張なしで、マジで。
藍香「ス○ブラですよ、ニキくん」
ニキ「ああ、あれでやるんすね！納得っす〜二人で戦ったらお家吹き飛んじゃうっすよね〜」
ニキと同じこと考えてたなァ。
藍香「よし、では始めましょう！」
目を輝かせて言う藍香は可愛くて、実はゲームではなく、この顔が見たかったと改めて感じる。
言わねえけどなァ。
普通にぶっ倒れそうで怖い。
まぁ藍香に勝ちたいのも本当だし･････････何時もボロ負けしてるからな。
だって藍香強いじゃん！プロゲーマーと遜色ないレベルだしよ！
･･････････････････････････････はい結果〜燐音くん負けちゃった
強いじゃんよ！何でプロやってねぇんだってぐらい強いじゃんかね！
ニキ「負けちゃったっすね〜」
燐音「うるせぇぞニキ、てめぇは飯作りながら藍香のヒモにでもなっとけ」
ニキ「えぇ、酷いっすよ燐音くん！それにヒモは燐音くんじゃないっすか！？････････････あいたたた！痛い痛い！暴力反対っすよ！！」
ニキめベラベラ余計なこと喋りやがって。
良いとこ見せたいからやってるに決まってるよなァ。
藍香「ふふっ、燐音さん、ニキくん、こんな私を拾ってくれて有り難う、育ててくれて有り難う、色々あるけど、二人とも･･････大好きです！」
燐音「ふ〜んそうかそうかァ」
嬉しさ半分、からかい半分でニヤニヤしながら言う。
藍香「っ！！！からかわないでください！もう寝ますよ！お休みなさい！」
予想通り顔まで真っ赤に染めながら、藍香は自分の部屋に入っていった。
完全に寝たことを感じてからニキに囁く。
燐音「録音、できたか？」
ニキ「勿論っすよ〜燐音くん」
取り敢えずモーニングコールだよなァ。
二人の思いが重なった瞬間であった。
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
