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「はい、この話は終わり！そろそろアフレコだよ」
中「おう、そうだな」
Aの一声でみんな仕事モードとなった。
＊＊＊
「よーし終わったね！」
「だな。お疲れA」
「主役もお疲れ様」
「おう！さて、買いに行く？」
「うん、いこいこ！」
Aと櫻井がそう話してるときに、神谷が来た。
神「お前らどっか行くの？」
櫻「んー？デート」
神「デートか…いいなぁ。俺も行きたいなー」
「だめよ。デートなんだから邪魔しないでよね」
神「あぁ〜冷たい！！」
デートと言うが、神谷のプレゼントを買いに行く口実だ。彼に悟られないようにしている。
Aは鞄に台本を直し、コートを着た。櫻井もAからもらったマフラーを巻く。
神「孝宏、もうだいぶ古くなったなそのマフラー」
櫻「そうだな、Aに編んでもらったから大事に使ってきた。もう3年くらいになるな」
2008年のクリスマスに貰ったものである。櫻井は大事に使ってきた。
「フフ、すごく嬉しいね。長く使って貰えると」
櫻「でもそろそろ編み直してくれるか？ほつれてきたからな」
「あららホントだ…わかったいいわよ」
櫻「じゃあ後で預けるからお願いします」
「りょーかい！」
神「Aからの手編み…いいなぁ。つくづく孝宏が羨ましいんだけど」
どんだけAの事が好きなのか。
櫻「悪いな〜俺だけ幸せで！」
神「ちくしょー！」
「フフフw」
神「あ、そういやオファー来てるの知ってるか？」
櫻「オファー？誰が」
神「Aと俺と孝宏と広樹だよ」
「え？初耳よ。なんのアニメ？」
神「後で事務所寄ってみな。タイトルは『誘う女』だって。第3部まであるらしい」
深夜アニメのオファーがA，櫻井，神谷，高橋広樹の4名に来ているらしい。
櫻「後で行くけど…その『誘う女』ってのはAがやるのか？」
神「多分そうなんじゃねえ？深夜アニメだからもしかしたらエ'ロティックなのかも」
櫻「へぇ…もしそうなら、ちょっと楽しみだな」
「は？なんで…」
櫻「お前とそういうの出てみたかったから。アニメで」
神「それはこっちの台詞だわ！お前はいいじゃん普段こいつのイイ声聴いてんだろ！？」
櫻「本当にすんのと演技は違うだろ。それに内容によるし」
「もう！バカなこと言わないでよ神谷さん！」
神「だってよぉ…」
「後で取りにいくわ。じゃあ私達もう行くから」
神「おう。明日よろしくなー」
櫻「はいよ」
神谷と別れ、2人はプレゼントを買いに行った。
※『誘う女』は作者のオリジナルです
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作者名：touko. | 作成日時：2020年12月27日 16時
