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エピソード50 ページ2

颯side



病院を飛び出してから
至る所でAを探した。




Aの仕事場、
Aと一緒に行った河川敷、
Aと待ち合わせした駅。




颯「どこなんだよ、A。」




記憶を取り戻したなら尚更今すぐ会いたい。
会って今すぐ抱きしめて
もう離したくないって伝えたい。




もう2時間近く走り回ってる。




体力も限界に近づいている。
でも、まだ走り続ける。




いつの間にか辺りは暗くなっていて、
街の街灯も付き始めてきた。




颯「もう夜か......」




暗くなった空はチカチカと
星たちが輝いている。




颯「星......?」




はっと思いついたように
俺は自分の家の方向に向かった。




間違いなく、あそこにいる。
なぜかそう思った。
Aは変わらず星が好きだったから。




俺が着いたのは、家の前の公園。




着いた瞬間に、一つだけ流れ星が瞬いた。




神様なんていない。
そう思っていたのに。




今だけ神様の存在を信じようと思った。





颯「......A。」

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ぶるーむーん(プロフ) - スズ・ウィスタリアさん» ご指摘ありがとうございます。外させていただきました。 (2017年3月22日 0時) (レス) id: 4a2aaf85f6 (このIDを非表示/違反報告)
スズ・ウィスタリア(プロフ) - オリフラ外してください。 (2017年3月21日 13時) (レス) id: fa17632917 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶるーむーん | 作成日時:2017年3月19日 0時

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