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52話 ページ8
黄瀬「なんだか悔しいっスけど、森山センパイには勝てねぇっスわ」
『涼くん…』
笠松「監督や他の奴らにバレない程度にやれ。それが出来るなら認めてやる」
『え、笠松さん公認とかそれいいんですか』
笠松「そうするしかねぇだろ。ここで言ったって言うことは、森山にはその覚悟があるってことだろ?」
チラッと森山さんの方を見る。…どうやらそのようだ。
笠松「俺からは今後何も言わねぇ。ただ、バスケ部に迷惑かけることはするんじゃねぇぞ」
森山「あぁ、わかってるさ」
『は、はい!』
笠松「ならいいな」
まさかの公認頂いちゃいました…
森山「じゃあ、帰ろう」
『あ、はい!』
ドアを開けら外へ出ようとした時だった。
黄瀬「咲楽っち」
涼くんに呼び止められた。
『ん?』
黄瀬「…また明日っス」
はにかんだ笑顔をした涼君の目には、うっすらと涙が見えた。
『…うん。また明日!』
その顔を見て、私も泣きそうになるが、抑えて笑顔(だと思う)で手を振る。
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作者名:怜花 | 作成日時:2020年10月13日 2時