24話 ページ26
黄瀬「俺ら着替えて来るっスね」
『はいよ〜いってら〜』
バタバタと控え室に走っていくみんなを手を振りながら見送る。
数分後、制汗剤を手に持って涼くんと森山さんが出てきた。
『なぜにそれ(制汗剤)持って出てきてるんですか…』
森山「Aちゃんに塗ってもらおうかなと思って…」
『私そんなことしませんよ!?てか、森山さんそんなキャラじゃないですよね!?』
黄瀬「俺のは…」
『自分で塗れ』
黄瀬「扱い雑!!」
しばらくして、スタメン全員が揃い、みんなでクラスに向かうことに。
『私クラスどうなってるんでしょう?イレギュラーな存在だから、みんなに認識されなかったりして…』
笠松「さあな」
黄瀬「オレと一緒ならいいっスね〜」
『それならそれで凄い助かるんだけど…最悪屋上で過ごすのもアリかな…』
森山「それは絶対に許さないぞ。女の子一人で行動なんて」
『えー…』
笠松「咲楽が心配だな。黄瀬、俺らもついて行くぞ」
黄瀬「わかったっス。こっちっスよ」
涼くんについてクラスへと向かおうとした時だった。体育館から出た瞬間、まるで誰かを待っていたかのように女子がいっぱいいた。
笠松「またかよ」
『もしかして涼くん狙いの人?』
森山「あぁ。最初の頃に比べて人は減ったんだが…はぁ、なんで黄瀬はこんなにモテるんだ…」
『……』
黄瀬「咲楽っち悪いっスけど、ここ対処しなきゃ行けないスから先に行っててほしいっス」
『わ、私道分からないよ!?クラスがどこかとかも分からないし…』
笠松「森山、行ってやれ。ここは主将のオレが食い止める」
森山「わかった。Aちゃんこっち」
『は、はい!』
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作者名:怜花 | 作成日時:2019年12月15日 7時