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27話 ページ30

教師「ここだ」


案内され、着いたところは1年C組。外からみた感じ涼くんはいないっぽい。


教師「呼ばれたら中に入るように」

『あ、はい』

そう先生が言うと、だるそうな感じで教室へ入っていった。

(どうしよう…緊張してきた。転校?なんて初めてだし、な、なんて言おう…)


そう色々考えていた時だった。

教師「入れ」


そう聞こえた。

(えーい、気合いで何とかしよう)


そう思いながら、教室の扉を開け、教室の真ん中へと歩いていく。


『え、えと、咲楽Aです。よ、よろしくお願いします!』


ペコッとお辞儀をする。と、ぱちぱちと拍手の音が鳴り響いた。


教師「咲楽の席はそこの空いてるところな」

『分かりました』


空いてる席へと向かおうとした時だった。目立つ髪色をしているやつを見つけた。しかも、寝ているようだ。


(朝から何やってるんだ…涼くんは)


そう、寝ているのはキセキの世代の黄瀬だった。


(席近いし、起こして驚かせてやろう)


てくてくと涼くんの席へ向かう。そして、耳元で、


『涼くん』

黄瀬「!!!???って、咲楽っちじゃないっスか!なんでいるんスか」

『同じクラスになったからに決まってるじゃん。私の席あそこ』

黄瀬「近いっスね」

『今みたいに寝てたらなにかするかもね』

黄瀬「さすがにやめてほしいっス…」

『じゃあ寝ないように頑張ってd(˙꒳˙* )』


そう伝えると、指定された席へ座る。


教師「じゃあ続き言うぞ」

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作者名:怜花 | 作成日時:2019年12月15日 7時

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