一つの選択 ページ6
【潤】
岡田先生がいっぱいみんなの好きなものを買ってきてくれて、久しぶりに全員が笑い合って夜ご飯を食べた日から少しずつ家の中の雰囲気が明るくなったように感じる
智「潤、早く食べないと遅刻する」
「わかってるよ！」
智「翔と雅紀には先行くように言うからね！」
「ねぇ！今食べ終わったから待って！！」
雅「潤ー！玄関で待ってるからおいでー！」
こんな朝のわちゃわちゃも
〈翔にい〜勉強教えて〜〉
翔〈いいよ〉
〈ここの証明問題がちょっとわかんなくて…〉
翔〈あ、これは上のこの問題の応用かなー
そんなに難しくないから潤ならすぐできるよ〉
夜の勉強の時間も
和「頑張ってるね」
「うん、もっと上手くなりたいからね」
和「俺には運動は無理だなぁ」
「和にいだってやればできるのに」
和「やりたくないもん笑」
家での自主トレーニングも
誰かしらが一緒にいてくれるし、会話も増えた
和にいと一緒に登下校できないのは寂しいなって思ってたけど、体調が良い日は途中まで迎えに来てくれる
雅にいは大学が決まってから自分で獣医学の勉強を始めたらしくて、「やりたいことできるのって超楽しい！！」って前より勉強してる
そして俺はずっと前から相談したかったことを智にいに打ち明けた
「智にい、俺、推薦もらって良いのかな」
智「なんで？」
「だって、別にオリンピックとか目指してるわけじゃないし。
俺楽しいから野球したいだけなのに、強豪校行っても…
それに○高って進学校だから勉強も頑張らないといけないじゃん」
智「そう思うなら辞退したら？
推薦で選ばれる子たちが全員オリンピック選手になりたいわけではないと思うしプロを目指してるわけでもないと思うけどね。」
「なんで」
智「だって普通に考えてそうでしょ
潤みたいに「楽しいから」っていう理由でスポーツしてる子は沢山いるよ
楽しくて好きだからこそ練習して上手くなって、その延長線上にプロとかオリンピックがあるんだよ？
まぁ、潤の気持ち聞けてなかったから今聞けてよかったと思ってる。」
「おれ、別に楽しく野球やりたいだけ。
延長線とかないし。」
智「大人はきっと反対するよ
でもそれは学校の評価に関わるから。
言い方は悪いけど潤のことなんて見てない
そんな大人たち相手に真っ向から立ち向かえる？」
「うん」
頭をぐしゃぐしゃになるまで撫でられて抱きしめられた
智「じゃあ思いっきりやれ。
にいたちはみんな潤の味方だから。」
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きー(プロフ) - _桜良さん» リクエストありがとうございます！病気系は少し時間がかかってしまうと思いますが必ず書かせていただきます！ (2021年2月13日 0時) (
レス) id: 746c8497d6 (このIDを非表示/違反報告)
_桜良(プロフ) - 流星へ願いを込めてと設定は同じで、翔くんメインで脳出血を発症するも他の兄弟たちにうまく伝えることができなくて倒れてしまうお話が読みたいです。重たい内容ですいません… (2021年2月12日 23時) (レス) id: 1372bbf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - _桜良さん» もちろんです！お待ちしております！ (2021年2月12日 16時) (レス) id: 746c8497d6 (このIDを非表示/違反報告)
_桜良(プロフ) - 書いてくださりありがとうございました！楽しく読まさせていただきました！また、リクエストしてもいいですか？ (2021年2月12日 15時) (レス) id: 1372bbf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - _桜良さん» 短編完成しました！リクエスト集にて公開します！楽しんで頂けたら嬉しいです(^^) (2021年2月11日 23時) (レス) id: 746c8497d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きー | 作成日時：2021年2月7日 17時
