△９２「椋と一成と」 ページ15
△
��with 椋 + 一成��
一成「むっくん、ついに今日だね！」
椋「そうですよね………」
一成「なに〜〜？緊張してんの〜〜〜？
むっくんなら、大丈夫っしょ！」
椋「ゴミクズで虫ケラの僕なんかが、Aくんの部屋なんて………」
一成「むっくん、ネガティブ過ぎ〜〜
………じゃあさ、こうしない？」
·
あれ………？
「今日は椋くん１人？」
扉の前にいたのは、椋くん１人だった………
椋「いえ！一成くん、今少し忙しいそうで………」
あっ、そっか………
もしかして、課題があるのかな………？
椋「え、えっと……２人きり……ですね……？」
·
��椋 side��
さっき練習した通りに………
あの少女漫画の王子様みたいに………
何度も心の中でそう唱えながら、椋はAの奥にあった壁に手を伸ばす。
「わぁっ！！」
緊張でなのか、壁との距離感がうまく掴めず、伸ばした手は予想以上に壁とは遠かった。
だが、勢いよく手を伸ばしたおかげで、椋の身体ごと体勢を崩してしまう。
A「え………っと」
椋の身体はそのままAに覆いかぶさるように倒れる。
「ご、ごめんなさいっ！！」
こ、こんなつもりじゃ………！
やっぱり、僕なんかには王子様なんて似合わないってことだよね………
A「大丈夫……？」
僕は覆いかぶさっただけだから、何にも心配することないのに………
「ぼ、僕なんかよりAくんは大丈夫でしたか！？」
A「うん、大丈夫だよ♪
ちょっとびっくりしちゃったけど………」
「ほ、本当にごめんなさい！！」
もう僕なんか１人じゃやっぱりAくんは嫌だろうな………
やっぱりかずくんに来てもらおう………
A「でも、少しドキドキしたな………」
え………？
·
��一成 side��
「Aちゃーーん！！もう寝たかな？」
扉を開けるとそこには………
A「しーーー」
ぐっすり寝ている椋くんの隣で、Aが人差し指を出してこちらを向いているのが見えた。
「むっくん、寝ちゃったの？」
A「そうみたい………」
いつもより何倍も緊張して、疲れたんだろうな………
「Aちゃんもそろそろ寝ちゃえば？」
正直、この言葉は本音じゃない。
A「うん、そうしよっかな……」
たぶん、この時俺は期待してた………
また会えるんじゃないか………って
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きゃらめるみるく(プロフ) - なっちゃんさん» 臣クンの件はすぐに修正させて頂きました！！感想、ご指摘、応援の言葉まで、、、本当にありがとうございます！ (2017年4月30日 8時) (
レス) id: c20bb74c80 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - すごく面白いです！ ただ太一くんは臣くんのことを「臣クン」と呼んでいたような・・・ これからも頑張ってください！ (2017年4月30日 6時) (レス) id: e03921e1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年4月25日 21時
