はじめのおはなし。 ページ1
朝。
目を覚ますと、一番に目に飛び込んできたのは、真っ暗な木の天井だった。
今は何時だ、と時計を見れば午前六時。
何でこんな早くに起きたんだよ。
いつももっと寝てるのに。
ゆっくりと上半身を起こして回りを見渡した。
横に六人並ぶ中、起きているのは僕だけ。
みんなそれぞれ幸せそうに寝ていた。
何で起きたんだろう。
起きるとしたら…?地震?夢…?
あ、
そうだ。今日は忘れちゃいけない日。
さっきまでの夢を思い出した。
でも、まだぼんやりとしか掴めなくて、ゆっくりと思い出そうとする。
まあ、今日見る夢なんてひとつしかないはずなのだけれど。
[チョロ松くん、ありがとう。]
彼女の、しっかりとした声が頭に響き渡った。
今日は、5月24日。
僕たちの誕生日であり、彼女の命日である日。
「5年目だね。」
一人、呟いても部屋には五人分の寝息しか聞こえない。
[忘れないでいてくれて、ありがとう。]
頭の中で、彼女は笑いながらそう語りかけてきた。
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこ(プロフ) - 凪さん» ありがとうごさいます!更新停止にしないようにがんばります…!(笑) (2019年9月10日 17時) (レス) id: 865d6d1758 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - お誕生日おめでとうございます。(一日遅れ)頑張って下さい! (2019年9月10日 15時) (携帯から) (レス) id: d7f028195c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - おでん。さん» ありがとう!!がんばるねー(笑)! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 865d6d1758 (このIDを非表示/違反報告)
おでん。(プロフ) - 誕生日おめでとう!! 新作、待ってますた!! (笑)頑張って!! (2019年9月9日 23時) (レス) id: a47552db70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://松クラスタ@わこんにちは
作成日時:2019年9月9日 23時