思い出し ページ14
Aside
『あ〜、いや別にちょっとあなたの名前が出ただけでこれといった話はしておりません…………』
ア「君いつだって都合が悪くなるとその変な口調になる。…いい加減気づいたらどうだ」
『はい………』
で、なんの話だ?と再度問いかけられる。
この様子だと本当に知らないのだろうか。
俺は渋々口を開く。
『テ○ンカーベルアルハイゼンを考えてた…』
ア「ティ……???」
ぽかんとした顔のアルハイゼンを見つつ、
はっとしたように俺は書類を見せる。
『これ、今日提出だったよな?すっかり忘れたてさ、悪い悪い。』
ア「ああ、いや…期限に間に合ったのならいい。それにこれを受け取りに来たわけではないし、気にする必要はない。」
『ん…?じゃいなんでここに』
ア「君が倒れたと聞いてな」
あのアルハイゼンがか???
俺の心配をして????
いやどう考えたって裏があるだろそんなの
『……因みに誰から…?』
テ「僕が教えたんだよ」
『っすぅー…ティナリぃ…』
いやまあそれもそうか。
いやでもいう必要あるか??
なんで?という顔をしながらアルハイゼンとティナリを交互に見る。
アルハイゼンは優雅に、まるで我が家の様に座って本を読み出すし、
ティナリはおでこに手を当てて、やれやれという様に説明しだす。
テ「君がなかなか教令院にやってこないからって、態々セノ伝いで僕に聞きにきたんだよ」
不器用だよね、ほんと。
そう呟くティナリはクスクスと笑っていた。
______ここにもいたか、素直じゃないやつ。
あ、帰らねえと。
多分、待ってくれてるはず。
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るな - この作品気に入っていたのですが…もう更新はしないのでしょうか。いつでも待ってます (2月16日 20時) (レス) id: b6f4e9157d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:河井 | 作成日時:2023年6月16日 2時