検索窓
今日:9 hit、昨日:9 hit、合計:12,856 hit

スペースキャット ページ12

ぱち、と目蓋を上げたとき、真っ先に目に飛び込んできたのはもちろん日光。




そよ風が優しく、爽やかな香りがする。

あーあ、もうティナリのところ住んじゃおっかな〜






生憎、昨夜のことはあまり覚えていない。
放浪者と会って…ここまで送ってもらって…

あとはなんだっけか。









差し込む温かな陽射しに目を細める。
うーん、なんて心地がいいんだろう。
そしていつぶりの休みだろう。





『…あ』




しまった。すっかり忘れていたが、アルハイゼンから頼まれた書類の提出日、今日だった。


仕方ない、もう既に少し書いてあるわけだし、今チャチャっとやってしまおう。















?「うわあっ!ビックリした!なんでこんなとこで仕事してるんだ!?」

?「こら、パイモン、静かにして」







『…はい?』







誰か入ってきて、ティナリかと思って振り向けば、
浮遊する生物と、金髪の子供。いや、異国の人と言えばいいか。






パイモン、と呼ばれた生物はとっさに自己紹介を始める。





パ「オイラはパイモン!こっちは旅人の空だ!」

空「よろしく」





はしゃいでいる様な声色のパイモンとは逆に、空は淡々とした声をしていた。

なんつー凹凸ペアだと思ったが、敢えて何も言わない。






パ「それで?お前は?」




さも当たり前かの様にお前呼びとは、やるな。




『A…、A・スカビオサ』

パ「んん?…すかびおさ?変わった名前だなあ」

『そう、かもね。俺からしたらパイモンも変わってると思う。』

パ「それもそうか…」

『故郷によって名前の個性は決まるものだ。そりゃ違う故郷から来た奴らからしたら変わってるに決まって…』

パ「うわぁぁ、わかったわかったぁ!」






パイモンは思わず空の後ろに隠れ、俺をじっと見つめる。

何やらこそこそ言っているが、全て丸聞こえだ。





パ「な、なんだかアルハイゼンに似てないか…?」

空「ふふ、そうかも」





ぷつん、と堪忍袋の尾が切れた。






『はぁ?!あんな筋脳と一緒にしないでくれ!』




あんな筋肉に脳が詰まった様な人間と同じにするなんて。
どうかしてるよ、こいつら。



あと俺は今重要書類を纏めてるんだけど。





…なくしたらアルハイゼンにさぞ怒られるんでしょうこと。

笑み溢れ→←意外性に長ける



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
設定タグ:原神 , 放浪者 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るな - この作品気に入っていたのですが…もう更新はしないのでしょうか。いつでも待ってます (2月16日 20時) (レス) id: b6f4e9157d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:河井 | 作成日時:2023年6月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。