Episode of OTORI *2* ページ2
あぁ...
人の気持ちを理解し、いざという時に人の為に動ける子なのだと私はこの時知った。
そしたら、私の中に自分のせいで怪我させてしまった罪悪感が芽生え
A「...ごめんね。痛かったでしょ?」
初めて、ちょたに優しい言葉をかけれた。
ちょたは驚いた顔をしてやがて
長太郎「大丈夫だよ」
初めて、私に笑ってくれたのだ。
・
・
その件以降、ちょたとどんどん仲良くなって
今では、仲の良い普通の【
A「ちょた!朝練の時間!遅れるよー!」
長太郎「うーん...」
中2となった現在。
比較的のんびり屋なちょたは、ギリギリまで寝てることが多く、毎朝私が起こしに行ってる。
長太郎「...おはよ」
大きなアクビをして、ゆっくりと起き上がるちょた。
A「もう...もう少し余裕を持って起きたら色んな事が出来るのに」
長太郎「着替えと歯磨きと荷物が整えば充分だよ」
A「食事と髪のセットもちゃんとしなきゃだよ...」
長太郎「...いつも起こしてくれてありがと、A」
いつも話を逸らされ、逃げられる。
慌ただしく玄関を後にするちょたを見届けて私はため息が出た。
けど...
毎日懲りずにちょたの調子に合わせてしまう私も大概だと、苦笑いしてしまう。
母「Aー、ご飯食べないのー?」
母の呼ぶ声が聞こえ
A「今行くー!!」
私のでかい声が、家中に響き渡った。
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らんなあ - とても面白かったです (2020年4月20日 16時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月14日 14時