5話 ページ8
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「あーあ、逃げられちゃった」
俺はそう呟き海を見つめる
もう水面には波紋も残っていない
前にもこういうことあったな
あの時は俺が有利に戦っていて結構いいとこまでいけたのに
最後の最後でそいつが海に落ちちゃうもんだから
もう死んだのかと思ってた
・・・まだ生きてたんだ
そう思うとまたゾクゾクしてきた
これまで何人かエクソシストを相手してきたけど
必ず殺せた
――――そう、アイツ以外は
初めて対峙した時もそうだけど
アイツと戦うことに『快楽』を覚えた
今までにないほど血が湧きあがった
殺し合い程楽しいものはない
・・・・・・はずだ
「んー・・・
なのにこんなに空しいのはなんでだろう」
見つけた時はあんなに興奮するのに
見えなくなると途端にこれだ
俺自体って言うよりノアの記憶がそう感じているのかもしれない
でも、それは最低でも最初のノアの記憶だろ
何か引っかかりを覚えたがすぐに考えるのをやめた
考えても仕方ない
さっさと行動して次に会う機会を狙う
「待ってろよ、エクソシスト
必ず俺が殺してやる」
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紅妖 - 神田ゆえさん» ありがとうございます。またぐたぐたとならないようにがんばります。これからもどうぞごゆっくり (2016年3月7日 14時) (レス) id: 9cae4997cb (このIDを非表示/違反報告)
神田ゆえ - はじめまして、神田ゆえと言います!訂正前から見ていました。これからも更新頑張って下さい!! (2016年3月6日 21時) (レス) id: 151e64ac64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅妖 | 作成日時:2015年12月7日 17時