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2話 ページ5

入団当時・・・確か6年前
当時9歳になったばかりの俺はここに連れて来られた
理由は簡単
俺がイノセンスの適合者だったから
断る理由もなく教団にきた

このころから一人称は『俺』で
その時は髪も短く、目つきも悪く
何より、ユウに似てたので周囲から『男の子』だと思われてた
(むしろ、ティエドール元帥とクロス元帥だけだよ俺のこと女の子ってわかったの)
ので、入団一年後ぐらいまでは誤解され続けた
まあ、その時にだけどリナリー褒めてたら
その度に赤面して逃げられるんだよね
うん、辛かったなあ・・・

まあ、ある事件を境にして『女の子』って皆理解してくれたんだけどね
このことに関してはトラウマだから黙ってる




それで、その時の情景反射なのか
こうやって触れたり、褒めると赤面する
・・・まあ逃げなくなったのはいいけど硬直は硬直で傷つく
「あ、あー、リナリー?」
「!!
 あ、ごめんなさい
 まだ馴れなくて・・・」
「俺もこんなこと無意識にしちゃうのも悪い癖だけど
 出来るだけ馴れて欲しいな」
そして少し微笑む
そしてはっとする


またやってまったーー!!


ど阿呆か俺は!

そっとリナリーを見ると
「・・・」
また、赤面して硬直している
「あ、あ、そうだ
 コムイにコーヒー持っていってやってよ
 リナリーが行くとちゃんとするからさ
 じゃ、よろしく!!」
そう言うと俺はその場から逃げた
あんな対応されるとこっちから去るしかない

チクショーとか思いながら
食堂に足を運んだ
何はともあれ昼から任務なのだ
また、ユウとすれ違いか・・・
ちょっと悲しかったり

まあ、しょうがないよね
お遊びじゃないんだし
「・・・しょうがないですし、お寿司」
「え、紅妖ちゃんお寿司食べたいの?」
「え、生魚苦手なんだけど・・・」




「おーいコムイ
 ちゃんと仕事してるか
 ・・・って、なに寝てんだゴラ」
ベコッと帽子の上からおもいっきり叩く
いでっとか言いながら寝ぼけナマコを擦ったコムイは俺を見るたびに
顔が真っ青に染まっていった
まあ、そうなるよな
やらなきゃいけねぇ仕事しないで寝てたもんな
その後、無茶苦茶にボコった

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紅妖 - 神田ゆえさん» ありがとうございます。またぐたぐたとならないようにがんばります。これからもどうぞごゆっくり (2016年3月7日 14時) (レス) id: 9cae4997cb (このIDを非表示/違反報告)
神田ゆえ - はじめまして、神田ゆえと言います!訂正前から見ていました。これからも更新頑張って下さい!! (2016年3月6日 21時) (レス) id: 151e64ac64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅妖 | 作成日時:2015年12月7日 17時

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