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10話 ページ12

紅妖said

「ははは、なーんにも覚えてないや・・・」
多分、今、俺は凄く苦笑いだろう
上手く笑える自信がない
ここで、笑っていいのかすらわかんない
・・・こういうときに本当にダメだなと思う

「まあ、お主が無事なだけいいわい
 怪我の調子はどうなっておる」
俺は少し腕を回して感触を確かめる
そして、足を動かしてみる
「・・・んー、痛みはないけど
 感覚が鈍ってる感じかな?」
一体どれくらい眠ってたんだろう

一旦整理をしよう
討伐任務を受けたのは11月の中旬・・・18日か?
で、ノア遭遇が11月29日?
まだ12月は来ていなかったはずだ
で、今日は12月3日・・・だと思いたい

つまり、最低でも数日間は眠った状態だった
俺は再起不能の状態に陥ると勝手に落ちてしまうらしい
(ユウに危ないからやめてくれって言われた)
それが無意識に起きるからこっちにも予測が無理なんだよな

ま、ともあれ・・・
「――――空いた2、3日にまた遭遇したのかよ・・・」
「ん?何か申したかな?」
「ううん、ただの独り言」


覚えてないならどう思ったって後の祭り
早く怪我を治すことに専念した方がいいかもな


「ねえ、ブックマンもうひと眠りしていい?」
「おや、もう違う街に移動しようと思っていたのじゃが・・・
 ちと、移動中にでも寝てもらえぬか」
「・・・・・・」
「頗る不満なようじゃの」
「眠いです」
「あ、そういえばコムイに連絡をしてぬのう
 ちと、いれてきてくれんか」
「(スルーされた)
 わかったよ、後で寝さしてくれよ、頼むから」




俺はその部屋にあったゴーレムを適当にとり
部屋から出て電話がある方へと向かう
電線にゴーレムを纏わせ耳には回線が鳴り響く
2、3回コールが続くと繋がった

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紅妖 - 神田ゆえさん» ありがとうございます。またぐたぐたとならないようにがんばります。これからもどうぞごゆっくり (2016年3月7日 14時) (レス) id: 9cae4997cb (このIDを非表示/違反報告)
神田ゆえ - はじめまして、神田ゆえと言います!訂正前から見ていました。これからも更新頑張って下さい!! (2016年3月6日 21時) (レス) id: 151e64ac64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅妖 | 作成日時:2015年12月7日 17時

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