十話 ページ12
高専に戻ってきて甘いお菓子を食べながら
お茶を嗜んでいると、野薔薇ちゃんからある質問をされた
「あんたってコミュ力高いかと思えば
わりと人見知りでしょ?昔からそうだったの?」
『へ?・・・いや昔はコミュ力お化けだったかな
誰彼構わずいろんな人について行っちゃったから・・・』
「それ、ただ馬鹿だったんじゃないの?」
野薔薇ちゃんの言葉がぐさりと刺さる
毒舌だ・・・・泣いちゃう・・・ぴえん()
『ば、馬鹿って言わないでよ・・・』
「ふふっごめんw」
『その時から成長したんだから・・・
そ、それに人見知りっていうか・・・・・初対面が
ちょっと緊張するっていうか・・・』
「それが人見知りっていうのよ」
『うぐっ!』
虎杖君が心配しておろおろしている
伏黒君は我関せず、という感じだ
『だ、大丈夫!最近は、コンビニの人と会話出来てるから!!』
どや顔で答えるが、本当は”いらっしゃいませー”
とか”お箸要りますか?”程度だ。
「はぁ・・・まぁいいけど」
『でも、野薔薇ちゃんたちとか先輩たちで
十分っていうか・・・むしろ十分すぎるというか・・・その』
「は・・・?///」
『わ、私はみんなだけで幸せだし・・・
それにみんな大好きだから・・・その・・・
今更さらに増えるなんて想像できないし・・・
だ、だからと言って皆に彼女彼氏できても
全然問題ないよ!?』
むしろ嬉しいことだ。でも・・・
『でも・・・ちょっと寂しいかなって思ったり・・・』
照れを隠すために不器用な笑顔で誤魔化したが
野薔薇ちゃんは黙っている
『の、野薔薇ちゃん・・?』
「あんた、よくそんな恥ずかしいこと言えるわね・・・」
今度はそっぽ向いてしまった
髪の間から見える耳は真っ赤だ
『もしかして、野薔薇ちゃん照れてる・・?』
「っ照れてないわよ!!」
えぇぇぇっ!!可愛い・・・・
そっと野薔薇ちゃんの頭を優しくなでた
『照れちゃって・・・可愛いね、野薔薇ちゃんは』
「ちょっと!!」
『あははっごめんね( *´艸`)』
「もう・・・」
野薔薇ちゃんの顔の赤みは
五条先生がからかいに来るまで冷めなかった
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ルナ - 夢主の性格が面白い! (2021年9月5日 11時) (レス) id: d2a92b36ce (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - Soda.さん» ありがとうございます!!!これからも頑張ります!! (2021年4月30日 5時) (レス) id: 34a53bb873 (このIDを非表示/違反報告)
Soda. - 作品面白いです !!たまに出てくる顔文字も可愛いですし、今後の展開が楽しみです!書くのは大変だと思いますが,頑張ってください!応援してます (2021年4月30日 3時) (レス) id: 9cfdc17901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜柑 | 作成日時:2021年4月5日 14時