25・公子_タルタリヤ ページ28
・
【数日前】
タルタリヤという男はスネージナヤのファデュイ、ファトゥス第11位の男だ。
「公子様、本日の予定は…」
執行官といっても仕事は社畜と変わらない。
日中処理、処理、処理、処理、処理…
机に向かって下を向き肩が凝りながらもつまらない事を繰り返す。たまに外に出向くこともあるが敵はまるでアリを潰すかのように弱い。
「公子様ッ！以前から貴方様の活躍を耳にしていて、おそばで働きたい思い志願しました！実際に共に居られて感激ですッッッ！！」
面白い人間がファデュイにでも居ればいいのだが目の前の部下のように執行官を尊敬以上の眼差しで見ている奴もいれば俺の事が気にくわない奴、興味がない奴、そしてただの上司として見ている奴しかいない。
”公子様ッ！”
”公子様ッ！”
別に初めてではない。
だから時が来るまで待とう。
使える駒はいざと言う時、皆が嫌がる事に志願させよう。
それが
「そっか、そう言われて俺も嬉しいよ。
君みたいな子、そうそう居ないからもう少し話したいけど今は仕事が溜まっていてね。また今度ね」
「はいッ！失礼しました！」
あぁ、、声がうるさい、気持ちが悪い。
無駄な事に時間を割いてる余裕はないんだ。
少しでも美しいあの子のそばにいたい。早く仕事を終わらせないと。
「公子様」
「はぁぁ」
なんでいつもこうなんだ。
今声を掛けてきた彼女はとある特殊な任務に当たっている。
それはあの子を見張る任務だ。決して気付かれてはいけない。手を貸してもいけない。(命が関わるような事は別)
ただあの子に変な虫がついてしまった時に報告するように伝えた任務だ。
「数分前にコチラの男性から○○宝飾品店で買った赤いネックレスをA様が受け取っているのを確認致しました。男性の身元は裏に記載済みです」
そう言い赤い靴の男性が写った紙の裏側には住所、職業、年齢、家族構成、諸々個人情報が載っていた。
なんなんだこの男は。
自分が彼女に釣り合うとでも思っているのか。
そんなやっすい物が彼女に似合うとでも？
……これはまた処理が増えそうだ。
公子・
仕事頑張ってるねえらいえらい。
お前夢主に手は出してないけど他の奴には手を出してるねウケる。
赤い靴の男性・
時すでにお寿司〜！
＿＿＿＿＿
作者
題名が天才だろ
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72(プロフ) - りさん» えー！！ありがとうございます！この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです！ (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました！好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：72 | 作成日時：2022年8月11日 22時
