第38話 ページ42
まりんside
夏休みの中盤頃、いつもの4人で集まり、俺と健が受験勉強に追われているような今日。
望海「…暇。」
A「…だね…。」
Aと望海が暇そうに会話をしている…のだが…ほら、また元気がない。
最近のA声は小さくて…なんというか、芯がないというか。そんな声だ。
受験も油断しなければ受かるという感じなので、中断していいのかもしれない。
まりん「…一旦俺は終わるか。油断しなければ受かる…はずだし。」
期末で500点、北野高過去問とかも順調に解けているため、受かるはずだ。
まりん「A、1回2人で話さない？」
A「…いいけど、なんで急に？」
戸惑うのもおかしなことではない。
まりん「…いいから。Aの部屋行ってもいい？」
A「うん…いいけど。」
健の部屋からAの部屋に向かう。ベットに座り、話を始めた。
A「で、話ってのは？」
まりん「…見せろなんて言わないけど、痣だらけなんだろ？」
その言葉で俺が言いたいのは暴力的な虐めがあったことだ。
最近時間が少なくなっているが、4人で集まるとき、Aは確実にその日あった虐めを事実より小さく言っている。それは言葉の感じからAの心を読み取っているのもあるが、その現場を見たことがあるからだ。
なんでその時とめなかったかと言うと…止めなかった理由になったらダメだが、急いでいたから…だ。
何故かその方向に体が向かなかった。
A「何が？確かに痣はあるけど…だらけって程でもないよ？」
ほら、また嘘ついてる。制服で見えない腹、脚などに沢山できてるはずなのに。
それに、今回のことは健だって気づいてる。虐めの現場は見てないけど、ある日、クラスで俺に言ってきた。Aの様子がおかしいって。
まりん「はぁ…なんでかは知らないが、多分健も気づいてるぞ？」
Aと健の感情は大体読めるから。
まりん「最近…いや、5月の終盤ぐらいから、お前は元気がない。昼休みとか、他の人が居る前では当たり前なのかもしれないが、4人だけの時でも笑顔を見せる回数が減った気がするのは俺だけなのか？」
5月終盤には何かイベントがあった訳じゃないけど、そこら辺から違和感は感じていた。
A「…ごめん、理由は私にも分かってない。無意識…なのかな。でも、大丈夫だから。受験に集中してよ、今は。まりんは余裕だろうけど。」
やっぱり何か変で、嘘をついているようにしか思えない。
文字数…
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
