第14話 ページ17
Aside
健の母から告げられた内容。それは…。
芝母「千尋ちゃんが…車に轢かれたって…！救急搬送されて、なんとかまだ生きてるみたいだけど…。」
千尋？ちず…の、こと？
私の中の何かが思いっきり床に叩き落とされて、それが割れたような感覚がする。
絶望に落とされたというのだろうか。
芝健「え…と、とりあえず？病院…だよね？A！行くよ、まだ生きてるんだから！」
その言葉でハッと我に戻る。
A「そう…だよね。すぐに着替えてくる！」
私は自室のある2階に駆け上がり、30秒も経たないほどで用意を済ませる。
A「っつ…行くよ！用意出来たから！」
すぐに車に乗り込み、病院に向かう。
生きてるって、また一緒に笑い合えるって、そう信じて。
まだいなくなったわけじゃないけど、大粒の涙が溢れる。怖いから。
病院についてすぐ言われていた病室に向かった。
そこには望海とちずの両親が居た。
A「望海っ…状態は！？」
機械の音がピッ…ピッ…と一定のリズムで部屋に鳴り響く。
酸素マスクを付けられているちずがそこにいる。
医者「…もう手遅れかと…。」
…は？もう、手遅れ…？
信じられない、いや、信じたくない。
そうやって思っていると病室のドアが開いた。
そこにはまりんとまりんの母親がいた。多分まりんも呼ばれたのだろう。
A「手…遅れ…って、どういうことですか！」
私は涙でグシャグシャになった顔を担当の医師に向けて叫んだ。
その声にまりんも驚いたようだ。
医者「…手の施しようがありません。24時間以内には…。(原因は調べましたが分かりませんでした。)」
え…ちずが…いなくなる？この…世界から？
私はちずの手を取る。どうか生きてと願って。
A「ねぇ、約束したよね！？高校で、また再開するって！ねぇ！お願いだから…お願い…だから！」
でも、私には願うことしか出来ない。
知識があっても、その知識が役に立つことでなければ意味がないのだ。
ちずの両親は、もっと辛い。きっと、私なんかより。
自分達の、ただ1人の子供なのだから。
でも…私だって、信じてて、私を支えてくれて、一緒に笑いあって。そんな1番の親友だ。
A「医者になるんじゃなかったの？私みたいな人を救うって…！」
そう語りかけても、返事は帰って来ない。
そして。
ピーッ…
頭の痛くなるような音が、部屋に鳴り響いた。
医者「…ご臨終です…。」
その瞬間、私とちずの友情が終わりを告げた。
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
