靴がぁぁぁぁぁ ページ3
「靴もかえなさい」
と小南さんは言って今度は靴を用意してくれた
靴といってもサンダルっぽいものだよ
そして私は履こうとした
したのに……
なんと！
履けなかった……
だってサイズ小さいんだもん
「……はけないです……」
……私の方が数㎝背が低いのにサンダルが入らないとはどういうことだ！
まあ必ずしも身長=靴のサイズではないからね！
うんうん、そう思えばいいんだよ！
……はぁ
「他の人に借りるしかない」
小南さんがつぶやいた
あ、そういえば腕のけが、そのままだった
私としたことが今気付くなんて……
「あのー、腕けがしたんですけどどうすればいいですか？」
「言うのが遅い。もう一度服を脱いで」
小南さんは仕方なさそうに言ってたけど、一応みてくれそうだ
私は服を脱いだ
「思ったよりも傷は深いけど大丈夫」
「そうですか……」
「包帯をするからじっとしてて」
私は言われた通り、じっとした
血が出るのを防ぐために少し強めに包帯を巻かれた
少し痛い
巻き終えたみたい
「できたわ」
「ありがとうございます」
私は服を着た
血で汚れた&腕の部分が切れた女袴と着物用の肌着を持ち、小南さんと一緒に部屋を出た
広間についた
そこにはまだみんないた
何、お前ら暇人なの？
とつっこみたいところだけど、ここは我慢だ
「靴をまだ変えていないようだが」
さっそくリーダーさんが言ってきた
「小さくて入りませんでした」
そう言ったら飛段が盛大に笑いやがった
なんだよドMヤロー
「バカの大足ってな。ゲハハハハ！」
むっかー
いちいちそういうこと言うなよ！
「うるさいぞ飛段」
いつまでも笑ってる飛段に角都さんが言った
「なんだよ、角都だってそう思ってるくせによ」
えっ！そうなの？
「口に出さなければいいだけのことだ」
……おいぃぃぃぃぃ！！
結局お前も同じこと考えてたのかよ！
それと涼しげに言わないでくれない？
よけい傷つくから
「では小南以外でAに靴を貸せそうなやつはいるか？」
リーダーさんはみんなに問いかけた
なんであえてきくんだよ
○○貸してやれって指名すればいいじゃんよ
もし鬼鮫さんが貸すって言っても、逆に大きくて上手くはけないだろうし
私としてはデイダラの靴がちょうどいいと思うんだが……
誰が貸してくれるんだろう？
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作者名：ナナリー | 作成日時：2015年5月30日 21時
