誕生日を祝おう！その拾壱（番外編的なもの） ページ18
それ以降は黙々と歩いた
そして私は道場に着くなり、自室へと向かった
なんとね、総悟君も着いてきたんだ！
えへへ、嬉しいかも！
相変わらず表情はムスッとしてるけどね
えーと大事なものか
私は自分が持っているものを押し入れから出した
服だけしかねえ！
でもこの中から大事な服を選ぶとしたらこの黄緑色のパーカーかな
お気に入りだったんだけど仕方ない
私はそれを持っていき総悟君に見せた
「ねぇ、これでいい？」
「他にないのか？」
「悪いけどお気に入りはこれしかないんだ」
そう言ったら受け取ってくれた
「来年はちゃんと用意しとけよ！」
総悟君はそう言うと走っていってしまった
果たして本当にアレでよかったんだろうか……
私も総悟君の後を追うように練習場へ行った
近藤さんに、頼まれたものを渡した
時計を見ればもうすぐで昼の１２時だ
「そういえばAちゃん、総悟に何かあげたのか？」
「あげるものがなかったので私の服をあげました」
「そんなことして大丈夫なのか？！」
「まあ一応」
その後も心配されたけど大丈夫的なことを言っといた
まったくしつこいゴリさんだ、じゃなくて近藤さんだ
そのあとは何事もなく時間が過ぎていった
今日は良い１日だったな……
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〜作者から〜
更新が遅くなりすみません！
続く
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作者名：ナナリー | 作成日時：2015年5月30日 21時
