アダルトチルドレン/zm ページ6
※学パロ
不登校だった人が登校してくる
それを知った時ほどワクワクし、同時に不安が積もるのだ。
…ただし、不登校少女はそんな生易しいものではなかった。
確かに不登校だった少女、Aは登校してきた。
が、肩まで伸ばされていて毛先がバラバラな髪
真っ赤な瞳、半袖の制服から伸びる腕には数々の切り傷、打撲
｢よ、お前がAやんな？｣
｢……っ…あ…う｣
ゾムの隣の空いていた席にAが座る
話しかけられたAは口をもごもごと動かしたものの、声にはなっていなかった
ゾムが首を傾げていると、担任から声がかけられた
｢ゾム君、Aさんはアダルトチルドレンという障害を持っているんです｣
｢あだると？｣
担任にそう障害について言われるも、ゾムはピンと来ないようだった
Aも"アダルトチルドレン"については知らなかったが"障害"という言葉に深く傷ついた
ゾムが感じたこと。Aは普通じゃない、と
｢…ち……ぅ｣
Aがどんなに否定しようと、言葉にならないから伝わらない。
それがAも、ゾムにとっても酷くもどかしく感じた
｢このクラスに馴染めなかったら特別支援学校に移ってもらうことになりますが…皆さん、Aさんと仲良くしてあげてくださいね｣
クラスメイトも障害についての話を聞いた。
Aからしたら、何で言うんだと理解が出来なかった
流石のAでも、障害者に近づく人間なんてそうそう居ないことだけは理解していたからだ
｢おれゾム！！もっかい聞くけどお前Aよな？｣
｢…う……なっ…｣
口を動かしても、想像と違う声が出てしまう
障害についてはカウンセリングを何度も受け、これでもマシになった方だ。
ゾムは何かを察したのか紙を1枚破り、Aに渡した
｢紙に書けるか？｣
｢…｣
重い首をゆっくりと縦に動かすA
まだまだ不格好な字のものの、確かに"Aです"と書いてあった
｢…俺な！友達100人作る気でおるねん。
……良かったら、友達になってぇや！！｣
｢……あ…｣
"友達"
不登校になる前も出来なかった、聞くことのなかった言葉
Aは紙に"なりたい"と書いてゾムに渡した
｢…へへ、ありがとうなぁ、A！｣
｢…へ｣
そうゾムが言えば、Aは多少引きつっていたものの"笑顔"になった。
ゾムはAに電話番号の紙を渡し、かけてと言ったのだった
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梨乃 - 尊い……………()ﾁｰﾝ (2020年2月9日 17時) (
レス) id: aabe4f21b2 (このIDを非表示/違反報告)
Leo(プロフ) - 雫さん» 幸せになっていただけて光栄です…！これからも幸せになっていただけると私も幸せです(??) (2020年1月11日 19時) (レス) id: e4a52b4a80 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - あー、幸せ。 (2020年1月11日 15時) (レス) id: 5f28392084 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» 新しいやつのコネさんかわいいw女の子がいいキャラしてて好きですw (2020年1月8日 20時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» ぜんっぜん大丈夫ですwwありがとうございます！ (2020年1月6日 11時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lia x他1人 | 作成日時：2020年1月2日 20時
