嘘吐き/tn ページ4
※魔法使い・軍パロ
｢…アンタ｣
トントンがふわり、と風の吹いた方へと顔を向ける
そこには美しい一人の女性が立っていた。
人は彼女を"A"と呼ぶ
｢嗚呼…お早う、トントン｣
ニコリ、といつも決まった笑顔をする彼女は軍の中でもずば抜けて成績がいい。
勿論トントンや総統閣下には劣るものの、歴史に残る程の成績を残している。
｢なぁ。今日こそは教えてくれや。
──アンタの"魔法"はなんなん？｣
｢ただ炎が使えるだけよ｣
トントンが問えば、Aは笑顔を崩さずに炎を出してみせる。
本来なら"嗚呼そう"程度の会話で終わるがトントンはそうは行かなかった
｢…嘘やろ。確かに炎を使っとるのは見た事ある。
せやけど、明らかに炎じゃないもん使ってる時の方がアンタは多い…っ｣
｢私の炎は変形出来るのよ｣
トントンが何かを訴えるようにして身を乗り出しながらAに叫ぶように言う。
だがAは炎の色を変えたり形を変えたり。
何かを考えているような濁った瞳でトントンを見つめていた。
｢っ…アンタは…個人情報の資料にも自分の魔法を書いとらんかった。
…なぁ、本当に…何者なんや…｣
｢トントンが考えているような人物では無いわ
…どうしてそこまで私に拘るの？｣
トントンが何を言っても、Aには響かない。
寧ろ、これ以上聞くなとでも言うような気もする。
…トントンも、ここで諦めるような人間ではなかった
｢教えてくれないんやったら…賭けをしようや｣
｢…賭け…？｣
トントンが首に巻いていたマフラーを解きながらAに目を細めて言う。
Aは意味が分からない、とでも言いたげに首を傾げた。
｢俺が勝ったらアンタの魔法を教えてくれ
…アンタが勝ったら俺も一つ、言うことを聞く｣
｢良いね…乗った。けど、得体の知れない魔法と戦う勇気なんてあるの？私には無いけれど｣
大人しく条件を飲み込んだAであったが、煽るようにしてトントンに言葉を投げかける
トントン自身、軍の後輩やポメラニアン、総統閣下の影響により煽りに体制はついていた。
｢──得体が知れないから、戦いたいもんやろ…！｣
トントンの言葉が引き金になったかのように、トントンの背後から鋭く尖った氷がA目掛けて飛んできた。
トントンの魔法は"氷"
…Aがこの世で最も嫌いとするものだった
───
少し続きます…
後、基本Nosideにしたいと思います。
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梨乃 - 尊い……………()ﾁｰﾝ (2020年2月9日 17時) (
レス) id: aabe4f21b2 (このIDを非表示/違反報告)
Leo(プロフ) - 雫さん» 幸せになっていただけて光栄です…！これからも幸せになっていただけると私も幸せです(??) (2020年1月11日 19時) (レス) id: e4a52b4a80 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - あー、幸せ。 (2020年1月11日 15時) (レス) id: 5f28392084 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» 新しいやつのコネさんかわいいw女の子がいいキャラしてて好きですw (2020年1月8日 20時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» ぜんっぜん大丈夫ですwwありがとうございます！ (2020年1月6日 11時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lia x他1人 | 作成日時：2020年1月2日 20時
