〃2/rbr ページ11
｢ローボロ君！さっきぶり！！｣
｢っAちゃん…！｣
扉を開ければ、先程と何ら変わりのない笑顔のAが立っていた。
…だがロボロからしたら、その笑顔は無理をしているようにしか見えなかった
｢…何して遊ぶ？！｣
｢……ロボロ君にだけ、教えたいことがあるの｣
ロボロが空元気に言えばAはまた目を細め微笑んだ
ロボロはその笑顔が自分の頬を染めてしまうことに気がついてしまった。
…恋心だ、と
｢…どしたん？｣
あくまで、ロボロは何も知らないように
悟られてはいけない。余計に彼女が辛くなるだけだ
｢私ねっ、どこか遠くへ行こうと思うの
お母さんもお父さん何処かに行っちゃったからさー、もうどっこ行ったんだろうね！！
…お母さん達を探しに、旅に出るんだ
きっと帰ってくることは無いと思う
なんか市役所の人に沢山お金貰ったんだ、何でだろうね｣
｢…Aちゃん…｣
きっとAは、両親が死んだことに気が付きたくないのだ
自分を産んでくれた、育ててくれた…一番近くにいた人達が一番遠くに行ってしまったこと。
Aの心を壊すには十分すぎたのだ
ここでロボロが行かないで、なんて言っても意思は揺るがないであろう
｢…そか｣
｢……意外、止めるかと思った
…遊ぶって言うか、それが言いたかっただけなんだよね！！
……荷造りするから帰るね。じゃあさよな──｣
｢待って｣
Aが笑いながらロボロの家に背を向けようとすると、ロボロが彼女の腕を掴んだ
Aも想像してしなかったのか口を開けている
｢…あんな？Aちゃんが決めた事なら俺、口出しせぇへんよ
それがAちゃんの意思やもん！！尊重するに決まっとる！！
……せやけど、これだけは覚えとって欲しい
もしも辛くなったら、俺の家いつでも来ていいから！！
…Aちゃんの居場所は、俺がいる限り無くならへんから！！
また、絶対会おうや｣
｢ろぼ…ろ…くん｣
だんだん、Aの目尻に涙の粒が溢れんばかりに出てくる。
ロボロは、Aの言って欲しかった言葉を全て伝えたのだ
Aはそっとロボロと目を合わせ、目に涙を貯めながら笑って言った
｢…ロボロ君っ…"またね"！！！｣
｢っおう…！！俺、待っとるからっ…！！！｣
ロボロがそう言ったのを合図にAは姿を消した──
｢…Aちゃんが幸せなら…ええんや…｣
──
決してzmさんの小説をサボってるんじゃないです。allが楽しいんです。はい。
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梨乃 - 尊い……………()ﾁｰﾝ (2020年2月9日 17時) (
レス) id: aabe4f21b2 (このIDを非表示/違反報告)
Leo(プロフ) - 雫さん» 幸せになっていただけて光栄です…！これからも幸せになっていただけると私も幸せです(??) (2020年1月11日 19時) (レス) id: e4a52b4a80 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - あー、幸せ。 (2020年1月11日 15時) (レス) id: 5f28392084 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» 新しいやつのコネさんかわいいw女の子がいいキャラしてて好きですw (2020年1月8日 20時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
友希(プロフ) - Leoさん» ぜんっぜん大丈夫ですwwありがとうございます！ (2020年1月6日 11時) (レス) id: f099cea9c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lia x他1人 | 作成日時：2020年1月2日 20時
