【カゲプロ】表情を無くした少女

8　〜過去2〜 ページ9

フウリ「お兄ちゃん！見てみて！おっきい建物があるよ！」

フウマ「そうだね。おっきいね。」

フウリ「あ！あれがお店なの？」

フウマ「そうだよ。あれがお店。人が沢山いるでしょ？」

フウリ「うん！」

そんな会話をしながら私達は歩いていた。
そのとき、私はとても幸せだった。


あの事件が起こるまでは.....


急に、お兄ちゃんが立ち止まる。
私はお兄ちゃんにぶつかった。

フウリ「痛たたた...お兄ちゃん、どうしたの？(ﾆｺ」

すると、お兄ちゃんは私に向かって、とても、とても悲しそうに笑った。




その時のお兄ちゃんの目は、赤く光っていた。


走ってきた男の人が、お兄ちゃんを刺して走り去る。

そんな風景が私にはスローモーションに見えた。

フウリ「お兄ちゃん！？お兄ちゃん！？」

そこで、私達は大きな口に飲み込まれた。

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