#21 伸ビト話題 ページ25
1-21[零side]
「はぁーついたぁー」
竜の国の門の前。
Aは思わず伸びをした。
「お疲れ様」
「もーあれで歩きとか有り得ない!!てっきり風竜が乗せてくれると思ってたのに…」
「どんまい」
棒読み+無表情で零が言う。
*――*――*
3日前。
零とカブトは向かい合っていた。
「………」
「いやいや零君?僕が変態なわけ無いじゃないか。その目線やめようよ」
「A、強いよ」
零が無理やり話題を変える。
「えっ?急に?まぁいいや♪Aちゃんはまだまだ弱いじゃないか、精神は」
「……」
「てかさー零君、第三の目ってなぁに?」
「……」
零は口を閉ざしたままだ。
「こう言ったら分かるかな?零尾君♪」
「!!」
零尾。
尾獣達の中で、最も強く最も弱いとされる尾獣。
もっとも、伝説上のお伽話だが……。
「図星?」
カブトはニヤニヤと笑っている。
「零尾は伝説上だ」
「僕だってそう思っていたさ?君に出会うまでは、ね♪」
全く馬鹿げた話しだ。
こんな少年が零尾のはずが無い。
ピュッ
クナイが空気を裂く。
それはカブトが零に向かって放ったものだった。
「……」
「ご丁寧に毒も塗ってあげたよ?」
常人には見ることもままならない速さ。
当然、零の胸にも刺さる。
「さて♪」
カブトはニヤリと笑う。
気味の悪い笑みだ。
零は思う。
零の服の白い胸元が、赤く赤く染まってゆく。
「まず君を普通の少年だと仮定しよう」
名探偵のようにどうどうとした態度でカブトは話し始めた。
心の底から楽しみながら。
#にじゅ…って1000hitぉぉぉぉぉ!?by駄作者→←#20 愛想ト一人称
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柊テト(プロフ) - クラマさん» ありがとうございます(*´▽`*) (2014年3月13日 15時) (レス) id: cb47d0b49e (このIDを非表示/違反報告)
クラマ - 面白かったです♪零くん可愛いですね! (2014年3月13日 11時) (レス) id: 5748f7a9a4 (このIDを非表示/違反報告)
柊テト(プロフ) - 夕日少年。さん» タメokっすよ(^o^ゞ (2014年2月14日 22時) (レス) id: 45db2d1119 (このIDを非表示/違反報告)
夕日少年。(プロフ) - 見に来ました^^ちょっ文才メッチャあるやないですか!!面白かったですо(*´∀`*)о 更新頑張ってください。。((あれ、タメOKでしたっけ← (2014年2月13日 23時) (レス) id: 4f647be54e (このIDを非表示/違反報告)
柊テト(プロフ) - 桜花水無月さん» ありがとうございます!また読んでくれると幸いです♪ (2014年2月12日 15時) (レス) id: 5b53965ecb (このIDを非表示/違反報告)
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