Part12 マドンナはマフィア！？ (ページ50)

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眠りページ50

XANXUS「Aが治療するはめになったのは誰のせいだ？

誰だ？爺ィを容赦なくぶん殴ったのは」

綱吉「！」

XANXUS「誰だ？モスカがと爺ィを真っ二つに焼き切ってたのはよぉ！」

綱吉「そ、そんな…俺が…9代目を…

俺が…っ」

9代目「……違う…っ」

全員「！！」

治療されていた9代目が動いたのだ

貴方「お爺様良かった…」

Aは炎を消し、9代目の腰を撫でた

9代目「悪いのは…私だ…」

か細い声でそう言った

綱吉「きゅ、9代目！」

9代目「やっと会えたねぇ綱吉くん

A ごめんねぇ」

綱吉「え？」

貴方「お爺様…」

9代目「すまない…

こうなったのは…全て私の弱さ故…

私の弱さがXANXUSを…っ長い眠りから目覚めさせてしまった…」

貴方・リボーン「！」

綱吉「え？」

リボーン「眠りとはどう言う事だ？

XANXUSは揺り籠の後、ファミリーを抜けてボンゴレの厳重な監視下に置かれていたはずだぞ」

綱吉「揺り籠？」

貴方「揺り籠は8年前に起きたボンゴレ史上最大のクーデターの事よ

その首謀者が9代目の息子であるXANXUSだった

けどその事実は極秘扱いにされて

その事を知るのは上層部とその時戦ったボンゴレの精鋭だけ」

9代目「XANXUSの時間は8年間止まったままだった

あの時のまま眠り続けていたのだ恐ろしいほどの怒りと執念を増幅させて」

綱吉「え？ど、どういう…一体何が？」

9代目「……っ」

喋り続けたせいか苦しみだす9代目

貴方「お爺様無理しないでください！」

綱吉「だ、大丈夫ですか！？しっかりしてください！」

9代目「綱吉くん…」

綱吉「え…？」

9代目「いつも君の事リボーンから聞いていたよ

好きな女の子の事や学校の事…友達の事…

君はマフィアのボスとしてはあまりにも不釣り合いな心を持った子だ…」

綱吉「9代目…」

9代目「君が今まで1度だって喜んで戦っていない事も…っ

知っているよ…

いつも眉間にシワを寄せ、祈るように拳をふるう

だからこそ私は君をボンゴレ10代目に選んだ…」

XANXUS「(睨」

綱吉「！(XANXUSを選んだんじゃ…)」

貴方(どう言う事…

家光もお爺様もツナくんを選んでいたって事？

もしそれが事実なら…)