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図書館 ページ8

う〜ん。よしっ!

今日は図書館で、本を借りて勉強して帰ろう。

<放課後>

一人で静かで、薄暗い廊下を歩く。

まだ夏なのにすこし肌寒い。

ガラッ

図書館の扉を開く。

中は静かで図書委員の子が一人いただけだった。

その子は私が入ってくると少し驚いたがすぐスマホに目を戻す。

う〜ん。
やっぱり皆本を読まないんだ。

これはこれであまり良くない。

今度優人先輩に相談してみよう。

さてと、今日は何を借りよう?

物語もいいし、雑学とか、花言葉とかもいいかも。あとは科学の本。

確か一週間で二冊だから・・・。

よし。これにしよう。

『すみません。お願いします。』

「はい。」ピッ ピッ ピッ

「どうぞ。」

『ありがとうございますニコッ』

さてと勉強するか〜。

ひんやりした、木製の机に勉強用具を出していく。

「あ、あの。」

『はい。って、ここで勉強したら迷惑ですか?』

「違います!違います!」

『?』

「えと、これ・・・。親が委員会なんていいからはやくかえって来なさいって・・・」

『、うん。いいよ。私図書委員やったことあるし、帰って大丈夫だよ。』

「あ、ありがと!」

『どういたしまして。それじゃ、気をつけて帰ってね。ニコッ』

「は、はいっ!ありがとうございます!」

『ふふ。』

ガラッ。

扉が閉まる。

初めは遊びにいくのかと思ったけど、
きっとあの子はそんなことしない。

だってあの子は____

って、勉強しないと!

『えっと、一番苦手な社会からでいっか。』

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作品ジャンル:ミステリー
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作者名:透明な夜空 | 作成日時:2022年11月30日 22時

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