#第一章 突如現る____。 終 ページ11
「君・・・。」
『どうかしました?』
「ねぇ、君・・・、」
『?』
「・・・やっぱいいや。」
『え?』
「さてと、こんな時間だし、君もそろそろ帰らないといけないよね。」
『はい。』
「呼び止めてごめんね。」
『いえ!気にしないで下さい。ニコッ』
「ありがと。それじゃあ、」
『はい。お気をつけて。ニコッ』
「うん。それじゃ、またね。A」
風が思いきり吹く。
風が止んだときにはもう少年はいなくなっていた。
『最後・・・、“A”って・・・。』
なんで名前を?
外では名札をとっているし・・・。
昔会ったことがあった?
でもそれなら“久しぶり”位言うはず。
うーん。
プルルルル
『あっ、お、お母さんからだ。』
『もしもし。』
「A?大丈夫?」
『大丈夫だよ。ごめんね。図書館で勉強してたら寝ちゃってたの。ごめんなさい。』
「そう?無事ならいいけど。疲れてるのね。今日は早く寝れるように準備しておくわね。」
『ありがとう。お母さん。』
「えぇ、いいのよ。気をつけて帰って来てね。」
『うん。』
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作者名:透明な夜空 | 作成日時:2022年11月30日 22時