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ふー、ふー、と目の前にいるそいつに小刃を向ける。









怖い、怖い。









どうしてこうなった。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



私は今日、隠の仕事は休みで甘味処に行ったりと1人で休日を過ごしてた。









その帰りだった。









蝶屋敷に帰ろうとすると小さな女の子の声が聞こえた









『身売り…?もしくは…』









嫌な考えが頭をよぎるが人を呼ぶ暇なんてないのだ
私は気配を消して女の子の声がする方向へ走った。









「いや、いやだぁあ!!!」









女の子の悲痛な声
そして目の前にいるのは…鬼だった。









鬼…









人の肉を喰らい殺す、化け物。
禰豆子ちゃんとは違う…









体が震えた

でも、このまま見殺しにするなんて私にはできない









「ひひっ、餓鬼の肉は柔らかくて美味いんだ…」









勇気を出すの…!






今やらなきゃあの子は死んでしまう…!









頑張れ綾乃!








自分を鼓舞して私は…_









思い切り走って女の子の手を取った









『走って!』









「お、ねえちゃん…!ひくっ…こわいよぉ…」









彼女を持ち上げて走る









『何回鬼殺隊の隊士運んだと思ってるの!こんなの全然軽い…!大丈夫、大丈夫よ…私…!』









震える彼女の背中に手を置いて走った。









そして、光が見える道に彼女を押した









「おねえちゃん…!こな、いの?」









『大丈夫…!わ、私は鬼殺隊の隊士だから…!』









嘘をついた。
でも、こう言わなきゃ彼女は不安になる
今も震えているから。









そして、女の子に伝える









『もし、花札のような耳飾りを付けた人を見つけたら貴方を助けてくれる…!だから、行って!!』









私が叫ぶと彼女は光の方に走り出した









これで、彼女は助かる









良かった…けど、









私は助かるのだろうか…









目の前に迫ってくる鬼に私は、懐に入れてる小刀を向けたのだった。

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林((りん - この作品に出会えて良かった!!続編とか番外編とか書く予定あったら教えてください! (2019年11月8日 1時) (レス) id: 15da3cb52a (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 海音クンさん» ほんとですか.......!嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年11月7日 18時) (レス) id: fd74f71ba5 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - 炭治郎は初期の頃の推しだからニヤニヤしてしまう……こんな素敵な作品を作って下さりありがとうございます!!!!!ひさしぶりににやにやしました() (2019年11月7日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2019年11月2日 17時

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