マジLOVE1000% (ページ13)

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３．Knocking on the mind ページ13

友千香「....っ！くるみ！今までどこ行ってたの～？探したんだよ」

くるみ「...ごめんなさい...」

友千香「はぁ...練習してたんだ」

くるみ「あぁ、うん」

友千香「くるみ、気にしちゃダメだよ」

くるみ「...ありがと。...でも、もう大丈夫！...大丈夫だから」

その頃の音也

音也「よーし！これで完璧！」

トキヤ「これから何を始めるんですか？」

音也「那月がケーキ作るの得意っていうからくるみにあげようとおもうんだー」

トキヤ「くるみ.....七海くるみのことですか？」

音也「ん？トキヤもくるみのこと知ってるの？....くるみ、みんなに誤解されてめちゃくちゃへこんでるんだ。だから、なんとかして元気出してもらいたくてさぁ」

トキヤ「彼女のためになぜそこまで」

音也「え、なんていうかくるみがすごく前向きでまっすぐで一生懸命でさ。でも、そういうことには自分では気づいていないみたいでさ...だから応援したくなるっていうかさ」コンコン

音也「あ、来た！」

那月「お待たせしました」

翔「はーなーせー！」

音也「え？翔も手伝ってくれるの？」

那月「一緒にいたのでつれてきましたぁ～」

翔「なんで俺が付き合わなきゃなんないんだよ！！はーなーせー！！俺は帰る！帰らしてくれ！！頼む！」

音也「翔？」

那月「うれしいなぁ～僕の趣味が音也くんの役に立てるなんて！ケーキ作りって楽しいよ～！」

翔「お前、これから地獄を見るぞ」

音也「ほぇ？」

那月「まずは、卵さーん」

音也「おぉ！」

翔「たまごだけはうまいんだ」

那月「小麦粉さん、バターさん、お砂糖さん、チョコレートさん！」←袋ごと

音也「えぇ」

翔「おーい！！もうやめろ！！」

那月「隠し味に、タバスコさん、ラー油さん、納豆さーん、塩辛さーん！」

音也「あぁ」

翔「やめろっていってんだろうがー！」

那月「普段はオーブンでこんがりとだけど、今回は強火で一気に！」ぼぅ！！

翔、音也「わぁ！！」

那月「わーい、チョコレートのいい色が出てるー」

那月「まずは翔ちゃんから...」

翔「なんで俺からなんだよー！！......あとはたのんだ！」

音也「むぐっ！....ごめん、くるみ。ケーキあげられなくて...」バタッ

翔「音也、お前のことは忘れないぜ」

那月「翔ちゃーん！！」

翔「え？」

那月「めーしあーがれー！」

翔「わぁっぁぁぁぁぁ！むぐっ...んん...ぎゃー!!」