【マギ】サヨナラが愛の言葉【練 白雄】

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紅炎side







「紅炎様っ………!!A様が…お亡くなりになられました!!!」


部下が息をゼェゼェ言わせながら、俺に言う。









は??Aが死んだ??





紅炎「そんなわけ、ないだろ。馬鹿者。Aは今、さっきまで俺と居た」




「いいえ、これは…暗殺です」







暗殺…俺の頭の中で、ぐるぐる駆け回る言葉。






俺は急いで、席を立ち、Aが暗殺された場所に行った。









.









.









紅炎「っ..............!!!!!!」


そこにいたのは、血まみれのAの亡骸。





俺は、フラフラしながら、Aの亡骸に駆け寄り、抱き締めた。









冷たい。






暗殺されて、二時間ほど時間が経過しているらしい。







俺は、Aの腹に目をやる。







血まみれで、内臓がえぐりだされている。









肝臓がとられていたらしい。






紅炎「Aーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!クソっ、どこの…どいつだ!?」





俺が、Aの名を呼んでも、反応しない。








死んだのか…A








何度も何度も、Aの名を呼んだ。反応する事は、ない。








.








.







知っていたんだ、叶わないって…でも、






好きだった。









愛してたんだ。








.









.






この恋は、俺の初恋で…







叶わない恋だった。








.









.








俺だけ、置いて、先に行くなど、許さないぞ?Aでも…








愛してる。いつか、どこかで会おう…









俺の涙が、Aの頬に落ちた。






.









.






それから、数年後…俺の目の前に現れた、女。





ジュダルがつれてきた、女だ。







彼女は、俺の初恋の相手に似ていて、






俺は恋に落ちた。







髪型や体系は違う。




けど、目や鼻、口など全てがAと同じ。







そんな、新しいAに俺は恋に落ちた。


どんな試練が待ち受けているのか、





このとき俺はまだ、知らない。

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