【マギ】サヨナラが愛の言葉【練 白雄】

11剣 ページ13

A「違いますが!!勝手に、決めつけないで下さい!!」

私が大きな声で怒鳴ると、









玉艶様がうふふと笑った。



玉「ふふっ。A、ずっとここにいて下さいね。」


あぁ、なんて…









優しいお方なのだろう…そう、私はこの時思った。



A「忠誠を誓います」






額を地に付け、煌に忠誠を、私は、



この日から誓った。
それにしても、ここの料理はなんて美味しいのだろうか。





白蓮「あぁー…満腹ー。もう、食えねぇー…!!」


おなかをおさえながら、私の右横に並んで歩く、白蓮様。


ついさっき、食事が終わって、









何もすることなく、暇な午後。









白雄「A殿はこれから、暇ですか?」









私の左横に並んで歩いている、白雄様が突如、訊いてきた。









A「え!あぁ、暇ですね」









私は、えへへ。と笑いながら、白雄様に言う。


今は、春。









とても暖かい空気が、快くて眠くなる。



白雄「で、では…これから、俺と一緒に…

買い物に行かないか??」









顔をゆでだこのように、真っ赤にしながら、そんな事を言う、白雄様をみると、









眠気など、一気に覚めた。









えっと…こういうときは…


どうすればいいのだろう?




A「え、えっと…」


オロオロしながら、悩んでいると、右横の白蓮様が、あはは!と笑いながら、私に言った。









白蓮「行ってこいよー!!じゃ、俺はこれでー…」









そういいながら、白蓮様はリズムよく、走って行った。









広い、廊下に2人、取り残された、私たち。




気まずい…



A「あの…」






白雄「嫌なら、別にいいんだが…」






え?嫌なんかじゃない、むしろ…


A「う、嬉しいです。私、こういうお誘いとか…生まれて初めてで…



どう対応していいのか、分からなかったんです。

行きます」


二カッと笑う私をみて、しばらく白雄様は俯いた。





どうしたんだろう、そう思い、顔を覗きこむと…









手で口をおさえて、顔を真っ赤にしている、白雄様の顔があった。

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