【マギ】サヨナラが愛の言葉【練 白雄】

10剣 ページ12

白雄「ついたぞ。さぁ、入ってください」


食事室について、中に入ると、



白徳大帝とその横に、たいそう美人な女性。


きっと、王妃様だろう。


そして、白龍様、白瑛様。



A「どうも」



私は微笑みながら、皆に挨拶をした。



すると、美人な女性が、愛想のいい笑みを浮かべながら、



?「あら、貴女が…Aね。話はきいてます。私は、皇太后の練 玉艶よ。

よろしくね」


と自己紹介をしてきた。




私もニコッと微笑んで挨拶をした。




白雄様や白蓮様のお母様、とても、美人だなぁ…




白雄「……A殿も一緒に食事させてください」

白徳「あぁ、いいだろう」



そして、私もイスに座り、



皆で料理を食べた。





玉艶「A、味はどうかしら?」


優しく微笑みかけながら、訊いてくる玉艶様。





A「凄い………


とても、美味しいです…



生まれて初めてです、こんなに美味しいものを食べたのは」




私は感激しながら、そういうと、白蓮様が、笑いながら、言ってきた。



白蓮「はは!!冗談だろ?!」

A「いえ、毎日のように、七草粥を食べていたものですから…」



これは、本当。家は貧しかったから、ほぼ毎日、七草粥を食べていた。




白雄「…!?そんなんですか…!?」


A「はい」



私はえへへ、と笑いながら答えた。



すると、白雄様の隣に座っている、白蓮様が、



白雄様をひじで、つつきながらニヤニヤして、こんなことを言った。




白蓮「兄上!新しい情報が知れましたね、Aの」


白雄「な、何言ってる!!///」



顔を少し、赤く染めている白雄様。




何だか、私まで気恥ずかしくなってしまう。




白瑛「兄上、今は食事中ですよ!!」
そんな、白蓮様をみて厳しく指導する、白瑛様。


全く、白瑛様のほうが年上に見えるのは、私だけだろうか?



それから、いろんなことを楽しく話しながら、



食事した。





今、私の家族がもしも、生きていたのなら、



こんな風に楽しく、食事していたのかな?




家族っていいなぁ。




そんな事を思っていると、頬が緩んだ。
白雄「どうしたんだ、A殿」

A「いえ、何でも」

白蓮「うわー!厭らしい事、妄想してんだろ!?」

いやいや、違いますとも。

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