9剣 ページ11
紅炎様は息を荒くしながら、そう言う。
A「ダメよ。もう、貴方たちは限界だ。」
そう言うと、紅炎様は俯いた。
白雄「そうだぞ、紅炎。無理するな」
紅炎「無理などしてません」
私は、苦笑いしながら、紅炎様に言った。
A「明日も、あるからさ」
そう言うと、紅炎様はしぶしぶと言う事を聴いてくれた。
白蓮「それよりさ、俺、腹へったんだけどー」
白雄「お昼にするか」
白蓮「……はい」
白蓮様と白雄様は仲良く話してるが、最後の白蓮様の曇った顔が、
少しだけ、気にかかった。
紅炎「俺は、これで…」
紅炎様はさっさと、帰っていった。
私も帰ろう。そう思い、部屋に戻ろうとしたが…
白雄様に手をガシッと掴まれた。
白雄「A殿も一緒に、食事しませんか?」
白雄様にそういわれた私の頬は…
とても熱くなった。
私はコクン…と頷いた。
それから、白雄様と白蓮様と私で、食事室に向かった。
白蓮「ってあれー?兄上とA、何で手、繋いだままー?」
白蓮様に指摘されて、気づく私たち。
白雄「す、すまない///!!」
A「はっはっ///こ、こちらこそ、なんか、すみません!!///」
二人同時にオロオロし始める。
その様子を白蓮様はからかうように、あははと笑った。
白雄様も私と同様に顔を赤くしている。
そんな白雄様を見て、
愛しい……。
私のそばに居て欲しい。
なんて、叶わない欲望が生まれた。
好き…
になったんだろうな。
白蓮「あはは!!面白いなー本当に!!」
白雄「わ、笑うな!!///」
A「そうですよ、馬鹿皇子!///」
白蓮「なぁ、A。さっきの発言は酷い…」
あっ…思わず、本音が出てしまった。
無邪気に笑う、白蓮様の笑顔。私は好きだな。
白蓮様はムスッとしている。そんな白蓮様をみて、
ははは!と笑う、私と白雄様。
私も、本当の兄弟と、こうして笑い合いたかった。
そんな叶わない欲望がまたしても、生まれた。
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練蓮@マギ依存症(プロフ) - くるkun@クロ結婚しよ←さん» 側室がスゴイ数になりそうww正室は流石におこがましいかな?wwwもう従者でも何でもいいからお側に居させて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!← (2014年8月7日 11時) (レス) id: ddc6e25d6f (このIDを非表示/違反報告)
くるkun@クロ結婚しよ←(プロフ) - 練蓮@マギ依存症さん» 玉艶…なんか、いろいろやばい事になってそうです…白雄と結婚したいww側室でもいいからさww (2014年8月7日 10時) (レス) id: 722a5ef56b (このIDを非表示/違反報告)
練蓮@マギ依存症(プロフ) - くるkun@クロ結婚しよ←さん» あー、きっと皇帝になって何人かと結婚してるんでしょうね〜…白雄さんが生きてたら、玉艶はどうなってるんでしょう…? (2014年8月7日 6時) (レス) id: ddc6e25d6f (このIDを非表示/違反報告)
くるkun@クロ結婚しよ←(プロフ) - 練蓮@マギ依存症さん» 私もですよ!!生きていたら、まぁ、誰かと結婚してそうですww私の考えですが (2014年8月6日 20時) (レス) id: 722a5ef56b (このIDを非表示/違反報告)
練蓮@マギ依存症(プロフ) - 生き返れ〜生き返れ〜って本気で願いましたwww (2014年7月31日 18時) (レス) id: ddc6e25d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くるkun | 作成日時:2014年4月13日 12時