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「何?それ、俺にクレーム?」

「いえ、滅相もございません、
部長の下で
働かせていただけるだけで十分です」






「あはははは、なんだよ、それ
あーでも、確かにうん・・
それは気になってた
中川の分まで、負担になってるだろうなぁとは思ってはいたから」



「いえ大丈夫です、そこは」



「あははったく
っで?」



「緊張してたら、なんだかいろんなこと考えてしまって」

正直に話した
だって・・・こんな雰囲気が久しぶりすぎて
どう振舞ったらいいのかわからなくなっていた

「いろんなこと?」


私は部長の顔を見て
ゆっくり話す


「アルコール臭くないかなとか?」


「それは俺も同じだろ?」



「汗臭くないかなとか」

「逆にそそるけど?」

「え?は?」



一気に熱が頭に上昇した

「あ・・あと」

「まだあるのかよ、」



「部長の唇は、
予想通り柔らかいなとか」



「は?」





自分で何を言ってるんだろうと
急にはずかしくなり
下を向いた



だって、今の発言じゃ、
いつも部長の唇みて
そんな想像してました
と受け取りかねない


すると、私の足元で、膝立ちのままの部長が
私の方を持ち
自分のほうに抱き寄せ



「おまえほんと、酔ってるだろ?」



と囁いた



「・・たぶん
すっごく酔ってます」



「あはは
わかった」



そう言って、今度は少し離れて
額をくっつけた



「ちゃんと集中して?」



「え?」



「これは上司命令な?
俺に集中しろ
返事は?」

「・・・はい」

そう言うと
再び、唇を合わせる


最初は、合わせただけのキス
私もそれに答える

何度か繰り返していくうちに
やがてお互いの領域を互いに侵食する



私は、きっと酔ってるんだ

こんなに、気持ちがいいキスは
今までにしたことが無いとすら思えた




やがて、ゆっくりお互いのタイミングで離れると



「よくできました」



と言って笑った部長


その顔にキュンとしてしまい


「褒められちゃいました」


と、言って目をそらす



きっと
今の私は女の顔をしてる・・・





でも、頭のどこかで、
これ以上はダメだと


まだ脳の奥にある理性が
私をとがめた

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設定タグ: , 二宮和也 , 櫻井翔   
作品ジャンル:恋愛
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紫姫(プロフ) - ミーさん» ミーさんすいません、しばらくこちらに来てない間に、どなたかによって使用不可になってしまっていました。現在、本部に相談してますので、しばらくお待ちいただけたらと思います。 (2020年11月9日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 続きが読めません…。 (2020年9月30日 0時) (レス) id: e62317eefb (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - だって、紫姫サンは褒めるところしか見つからないですもん(o´罒`o) (2020年8月25日 13時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» はい・・・今回はマウント取りましたw真面目に書いてたら、星伸びないし、「つまんない」って言われたので、だったらここに合う作品を書いてみましょってなわけで書き始めたのですが、結局2章では私の癖がさく裂してますw無理ですねw (2020年8月22日 18時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» やった♪褒められた〜、私、やればできる子なの〜ってwwwいつもありがとう (2020年8月22日 18時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫姫 | 作成日時:2020年7月3日 0時

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