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「弟？」
リンが俺を見てそう言った
「あぁ、うん・・・」
「似てるね」
「あぁ、よく言われる・・・」
・・・
すると、 お袋が
「確か、吉川さんは、関西のご出身でしたよね・・」
「はい・・・そうです」
あれ・・・そんなこと、
リン言ったっけ？
「少しは、うちの息子役に立てるかしら？」
「はい・・・いつも、翔さんや、そのご友人に助けられています
最初は、慣れない土地で不安でしたが、
翔さんが声をかけてくれたので、今では、
楽しく学校生活を送らせていただいてます」
そう言って、俺を見てニッコリ笑う
今まで一緒にいたリンとはまったく別人のようだった
ただ、一つ一つの話方や仕草が、
品の良さを物語っていた・・・
「あ、すいません、
お仕事でお疲れのところ
お時間とらせちゃいました。
私はこれで失礼します」
そう言って、頭を下げると
お袋が
「吉川さん？
今度、またお時間があるときに、ゆっくりいらしてね」
とやさしく声をかけた
「ありがとうございます。
失礼します」
そして、扉をあけ、
リンは、丁寧に頭を下げ、出て行った
扉がゆっくりと閉まる
玄関に残された、
俺とおふくろ
気まずさが半端ない
どうしようもない、
この状況
「タイミング悪」
つい。心の声が漏れる
「悪かったかしら？」
「いや・・・」
俺は、無視してそのまま廊下を歩くと
「翔ちゃんっ」
と、
後ろから呼び止められる
「んだよ」
あぁ、最悪だ
「今日は、お赤飯でも用意しようかしら・・・」
「なんでだよ」
「お祝い」
「は？」
俺が振り返ると
おふくろが、俺の横を通り過ぎる
「は？何？」
「何って、
吉川さんて、翔ちゃんの彼女なんでしょ？」
「ち、ちげぇし・・・」
「あら、違うの？」
「違うし」
「ふーん、残念だわ。
ステキなお嬢さんなのに。
お赤飯ね」
「だから、どうして赤飯なわけ？」
「品の良さは、まさに育ちの良さを物語ってるわねぇ
というか、
どうして、うちの翔なんかと」
「は？
俺じゃダメなのかよ
全然大丈夫だわ」
・・・
「はい、認めた
お赤飯だわ」
「いやいやいや、
って・・・おかんっ」
お袋の方が何枚も上手だった・・・
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紫姫(プロフ) - さとさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。あは二人の時間、少しお預けしてみましたw (2019年8月6日 5時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» 今回はイチャイチャ、中断してみましたw少しずつ、りんちゃんの秘密開けていきたいと思います (2019年8月6日 5時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 最後の さらばでござる〜はとっても かわいいデス！せっかく2人の時間だったのに残念でした。いつも更新ありがとうございます。お体ご自愛ください。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - イチャイチャしてたのに中断させられて、またまた波乱の予感がする。どうなるの〜。毎日暑い日が続きますが、お身体には気をつけてくださいね。リンちゃんにはまだ謎があるのかなぁ…気になる。 (2019年8月2日 20時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» その長いトンネルも気がつかず、鹿の王国まで行ってしまって、まさかの終点。やってしまいましたよ、トホホ (2019年7月31日 23時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月20日 15時
