＊ ページ38
「まぁ、そこに座って、散らかってるけど」
そう言って、ソファーの方を指す
そして、机の前の、パソコンを見て・・・
「あ・・・家でも仕事してたんですね」
とだけ言った
「うん、まぁね、」
と言いながらも、実際は、パソコンをたちあげたまま、止まっていた
夏川がソファーに座ったのを見て、
俺は、
冷蔵庫から、ビールを出した。
「え？お昼間から飲むんですか？」
「ん？だって、休みだもん・・・
たまにはいっかなって、
おまえは・・飲めねぇな確か・・・」
「あ・・・はい」
「じゃあ、水のんどけ」
そう言って、俺も、そのソファーに座る
そして、夏川が出してくれたサンドイッチは、
どんなけ大きな口をあけなきゃいけないのか、
というくらい相変わらず
色鮮やかな具材で膨れ上がっていた・・・
俺は、夏川が手渡した、サンドイッチを、
落としそうになりながら食う
「あぁ、マジで食べにくいわ、これ」
その味は、久しぶりだと同時に、
Aとの思い出が、蘇る
夏川は、だまったまま、
横で、かじりついていたけれど
ときたま、顔をあげて、俺の部屋を見渡した
「結構、二宮さんの部屋ってシンプルあんですね」
「シンプル？殺風景のまちがいだろ？」
「いや、・・・うん、はい」
「否定しろよ、そこは」
横で笑う夏川
そして
「いや・・・その、ごめんなさい。その彼女さんと長く一緒にいた割には、
その・・・」
「生活感がない？」
「・・・はい」
「当たり前だよ、彼女は、一度もこの部屋には入ってないから」
「・・・え」
俺は、殺風景なこの無機質な部屋を見渡す・・・
この部屋は・・・本当に殺風景だ・・・
Aとつきあってる時も、・・・
Aと別れてからも・・・何も変わらない・・・
なぜなら・・
俺は、この部屋に越して時から、・・・
あえて
Aを、家に呼ばなかったんだ・・・
だから、この部屋は、Aのものは、何一つない・・・
この部屋に戻ったところで、何も変わらないんだ
俺はこうなることを・・・
そう予測していたんだ
Aとの思い出が
この部屋にとどまらないように・・・
別れてからも、まるで何事も無かったかのように、過ごすために・・・
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
