邪魔 ページ34
なんとか、陣痛と陣痛の合間に歩いては、陣痛に耐えるために止まり、また、合間で歩き出すという事を繰り返し、俺は、Aの腕を支えながら、
分娩室とかかれた、
いかにも、医療施設の雰囲気万全なドアにようやくたどりついた
いや、病室から、ここまで、そんなに距離はないんだけど・・・
どれだけ、時間かかった？
俺がすでにめげそうだ
世の中のこれから、出産に立ち会うと言う男どもは
一体、どんな気持ちで、この場を過ごしてるんだろうか
俺みたいに、めげることはないんだろうか
俺らが、その扉の前に立つと、すでに、
看護師が数人、いや、助産師か？
もうこうなったら、どっちでもいい
急に安心したのか、Aの顔が少し緩んだ気がした
「このまま、分娩台あがれそう？」
そうAに聞くと
A「なんか、変なの、降りてきてる気がする
」
と、真顔で、助産師に言った
え？え？え？
どういうこと？
え？
翔「え？それって、大丈夫なの？」
って、聞きたいところだけれど、
分娩室内は慌ただしくて、聞くに聞けない
俺は、ドラマやドキュメントでよく見る、
俺には、縁がないだろうって、思っていたこの場所
そして、たぶん、おそらく、今、あきらかに俺は邪魔であろうこの場所に
ただただ、茫然と立っていた
「一度、見てみるね、もしかしたら、だいぶ今歩いたので早まったかもしれないから」
そう言うと、Aを介助しながら、
分娩台にあがる
うわうわ
「ご主人さんは、どうしよう、こっち側に立ってもらう？」
そうAに聞くと
また、陣痛が来たのか
「あぁぁ、やっぱ、何か変、何か挟まってるっ」
は？
挟まってる？
えっ？えっ？
どういうこと？
「すいません、櫻井さん、こっち側から、奥さま支えてくださいね」
そういって、俺をおいやるように、Aの左横に立たされた
え？俺、やっぱ邪魔？？？
俺は、なされるがまま、Aの横に立ち、
次々と準備されていく様子を見ていたAの脚を固定し始めると、
なぜか俺まで緊張し始めて
その間を覗き込むような形で、
少しベテランの助産師が、手をいれた
その直後
A「あぁ、ムリ・・・ムリ」
急激に苦しみ出すA
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紫姫(プロフ) - あいうえとさん» ご指摘ありがとうございます。 (2017年9月19日 17時) (
レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえと - 句読点多すぎて読みにくい (2017年9月19日 16時) (レス) id: d8fce1903a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» いつも、ありがとうございます。天ちゃんに奮闘するパパ翔・・・のリクエスト多いですｗ嬉しですね、本当、描いていて、よかったって思います。この作品は、私の中でも書きやすい作品なので、時間ができれば、戻ってこれたらと思ってます。 (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ことぶきさん» あははは、ANGELの杏樹みたいな小悪魔になりそうですね、確かにｗｗｗ本当、いつも、応援いただいて、ありがとうございます。次回、また、ぜひ、ごひいきくだされば、紫姫幸いでございますｗなにとぞ、よろしくお願いいたします (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 瑠那さん» いつも応援ありがとうございます。たぶん、翔くんの子育て奮闘記だけでも、十分１章お話が描けそうですｗじつは、リクエストも多いので、また、描いてみたいな・・とは思ってます、だって気になりますよね・・・櫻井家ｗ (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年7月12日 13時
