腕 ページ33
いや、俺だって、Aがこんなに苦しんでる姿、見たくないし
早く、ポポちゃんにだって会いたい
A「早く出てきてもらいたいんだったら、
歩いて、赤ちゃんの重力で、子宮口を広げてもらった方が早いでしょ
だから、歩くの、少しでも早めるために
わかった？」
もう、目で俺を殺すんではないかと思うくらいな勢いで、俺を睨みつけた
そうか、そう言うことだったのか
歩かせるのは、理にかなったことだったんだな
少しだけ、落ち着きを取り戻すと
A「翔くん、悪いんだけど、そこの、ドリンクとタオル持ってきてくれる
私、次のタイミングで、立ち上がるから・・・」
俺は支持だされた通りに、
ストローをさしてあるドリンクと
そして、いつもAが好んで持っている、ピンク色のタオルを手に持ち
Aの立ちあがるタイミングを見た
A「ああぁぁぁ、もう、本当、痛い・・・」
唇をかみしめながら、陣痛の波に耐えるA
手は、こぶしを握り締めたままだ
こうやって、生まれてくるんだと、改めて思う
俺は、そのAの姿を見て
龍の時は、これを一人で、耐えていたのかと、
胸がしめつけられた
まぁ、俺がいたところで、
きっと、今にみたに、邪魔でしかなかったとは思うんだけど
不安だっただろう・・・
A「・・よしっ、いく」
そう言って、ゆっくり。手すりを持ち、立ちあがったAの腕を、おれは掴んだ
翔「A？。俺の腕掴めよ・・・な」
そう言うと、
こっちを見て、さっきとは、全然違う、いつものAの
大きな瞳で、こっちをみた
A「ありがと・・・あと、もう少しだから・・・
翔くんの赤ちゃん、ちゃんと産むから・・・私」
そう言って、一歩進み出した
その言葉に、俺は締め付けられて
一瞬、視界がゆがんだ
翔「・・・ん、わかった・・・俺、楽しみにしてっから、マジで」
泣きそうになるのを、我慢して
俺はそう言いながら、ゆっくりAが少しでも歩きやすいように、腕に力をいれた
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紫姫(プロフ) - あいうえとさん» ご指摘ありがとうございます。 (2017年9月19日 17時) (
レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえと - 句読点多すぎて読みにくい (2017年9月19日 16時) (レス) id: d8fce1903a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» いつも、ありがとうございます。天ちゃんに奮闘するパパ翔・・・のリクエスト多いですｗ嬉しですね、本当、描いていて、よかったって思います。この作品は、私の中でも書きやすい作品なので、時間ができれば、戻ってこれたらと思ってます。 (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ことぶきさん» あははは、ANGELの杏樹みたいな小悪魔になりそうですね、確かにｗｗｗ本当、いつも、応援いただいて、ありがとうございます。次回、また、ぜひ、ごひいきくだされば、紫姫幸いでございますｗなにとぞ、よろしくお願いいたします (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 瑠那さん» いつも応援ありがとうございます。たぶん、翔くんの子育て奮闘記だけでも、十分１章お話が描けそうですｗじつは、リクエストも多いので、また、描いてみたいな・・とは思ってます、だって気になりますよね・・・櫻井家ｗ (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年7月12日 13時
