奥の部屋 ページ44
智「ごめん・・・俺、いったん、かぐや見てくるね」
そういって、潤くんの肩に置いた手を、再び、ポンと軽く叩いた
ジッと、聞いてた、ニノが、俺を見て、頷く
そして、俺が手を離したと同時に、今度は、ニノが、潤くんの近くに寄った
リビングの
ドアを開け、奥の部屋に行く
ニノが、今日、２階の部屋を使うって言ったので、
俺らが、１階の奥の寝室を使うことになった
どっから見ても、宿泊施設というよりは、
普通の家だ
もし、俺もいつか、翔ちゃんみたいに、
結婚するとしたら、
こんな、戸建がいいなぁ
マンションより、落ち着くし
で、家の一角をアトリエにする
そう、今、かぐやが住んでる、ススキ野原みたいにして
きっと、かぐやもそのアトリエを使うだろうし
……
って
俺、今、一瞬、かぐやとの将来が見えたよね
今まで、つきあってきた子は、その時、その時を楽しんでたらいいって思ってたから
将来のことまで考えたことなかったや
ははは
はぁぁ
一度、立ち止り、息を吐く
今はね、
そう、幸せになることを考えたほうがいい
話があまりにも、衝撃的過ぎたから
俺の心の中でも、正直、まだ、整理がついてないんだ
俺でも、こんな状態なのに、
当事者である、潤くんは、この想いを、２年も持ち続けている
もちろん。かぐやもなんだけど、
ある意味、記憶を無くしたほうが、楽なのかもしれない
かぐやのことを考えると、
このまま、そっとしてあげて、未来だけを見てくれたいたらいいと思う
でも、潤くんの事も合わせて考えると、
過去をを取り戻さなければ、いけない気もする
・・・
・・・
でも
決めるのは、俺じゃない
ただ
俺は、かぐやの状態と判断に、
俺は最後まで、よりそってやろうと思う
トントン
奥の寝室のドアをノックすると、
あかりちゃんが、
ゆっくり扉を開いた
あかりちゃんも今の今まで、泣いてたんだろう
目を真っ赤に、腫らしていた
智「あかりちゃん、ごめんね、
あとは、俺、みっから・・
どう、落ち着いた？」
あかりちゃんの肩越しに、
奥のベッドを見ると、
伏せたままのかぐやが見えた
あかりちゃんは、そっと身体をよけて
あ「・・・うん、だいぶ、落ち着いたみたいなんだけど」
智「思い出してそう？」
あ「・・うん、ほとんど。思い出してると思う・・
だから、余計・・・」
そういって、唇を震わし、瞳を潤ました
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チェリー(プロフ) - こんにちは！ずっと見させていただいております！移行も、楽しみにしてました(^o^)／これからも頑張ってください！！ずっと応援してます！ (2017年7月3日 23時) (
レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» うふふ (2017年7月3日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» かぐやちゃんのことわかってきた？よかったwww (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» かよちゃん、なんやかんやで、移行しちゃったwww 短編の予定だったのになぁ (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» 大好きやもん！ゆっくりやけど、かぐやちゃんも分かるようなってきて楽しみになってる！ (2017年6月29日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年5月2日 8時
